音楽基礎講座:同主調!?ソレ、ナンデスカ~!?の巻っ!
同主調? また ワケわからん 名前が出てきた~!?
🎵 こんにちは、どらみです。(2020.9.4. 本文 一部修正いたしました。)
🎵 諸事情で滞っておりましたが、動画作成等も再開予定です。
音楽基礎講座の動画も、音声動画も、勉強しながら、もう少しクォリティを上げていきたいと考えいます。
🎵 さて、音楽基礎講座の方は、録画済の「同主調 どうしゅちょう parallel key(s)」について。
英語表現、ピアノの実音など入れた 動画もふくめて わかりやすい解説を試みますね。
前回の「平行調(relative key(s))」から、もう一歩進む内容なので、前回までの「音階編」を
先にご覧になると 理解しやすいと思います。まだ、、の方はこちらから~⇓
🎵 さて、今回のブログ、動画をみていただくと、次のようなことが わかります。
- 「同主調」って、いったいどういう意味なのか?
- 実際に音を出すと どうなる?
- 「五度圏(the circle of fifth)」の図表が またお役立ち!
- 前回の基礎講座に出てきた「並行調 relative key(s)」と、どう違うのか?
『うーん、また わからんぞ~! なんとかしてくれ~!』
同主調とは何ぞや? 動画で理解しよう~!
🎵 わからんひつじくんのためにも、 やっぱり 実際に音も聴きながら 動画解説タイムにしましょうね!
🎵 動画の中に登場する 手描きボードも この下に貼っておきますので、動画を見る前、見た後、予習、復習の参考にしてくださいね!
まとめ
🎵 いかがでしたか? 音階→調号→同じ調号の長調・短調(平行調)→同じ主音(Tonic)から
始まる長調・短調(同主調)。
平行調も同主調も 🌀(うずまき)状の「五度圏」の図 2枚を見比べると、
どちらも簡単に 見つけることができる、というところまでお話ししました。
🎵 次回、動画を作ってからになりますが、「属調(dominant key(s))」、「下属調(subdominant keys)」、そして、それぞれの平行調、同主調について解説しますね。
🎵 今回の動画には出てこなかった、こんな図が登場します。
🎵 これらを ひっくりめて「近親調(きんしんちょう)」→ 近しい関係にある調性 といいます。
🎵 なぜ、こんな「近しい関係の調=近親調」を知っておくとよいのでしょうか?
クラシック音楽の中でも、バロック音楽とよばれる A.Vivaldi さんや J.S.Bach さんあたりから、
MozartやBeethovenの古典派と呼ばれる時期の作曲家、それに引き続き、Brahms やVerdiなど、
ロマン派と呼ばれる時期の作曲家たち・・・16世紀ころから18、19世紀の作品は、
「調性 key(s)」のはっきりした音楽が大半を占めています。
12平均律に基づいた 半音、全音の並びが規則的な調性を用いた作曲は、途中で
調を変える「転調 modulation」が 頻繁に行われるようになります。
19世紀までの西洋音楽は、「ある調」から別の調に転調する時、上の□が並んだ図のように、
比較的「近しい関係」の調に転調すると、
「いきなり これですか~!?^^;」
というような
違和感がなく、自然に聴こえるので(もちろん、転調する直前に「つなぎの音」を入れて、
ギクシャクした感じのないように 作曲家は工夫しています。)、
上の図のような「近親調」への転調、また別の調へ、そして元の調へ・・というように、
転調で 音楽の「色彩感」「感情」に変化をつけていたのです。
🎵 20世紀以降になると、それまでの「調性音楽(〇調だな・・)とわかる音楽」から、
既存のものを壊して、新しい音楽を作ろう・・という流れが出てきて、
リズムも音階も ハーモニーも それまでと違うものが たくさん出てきます。
中世、最初の頃 使われていた「教会旋法」を現代風にアレンジした、Modern modes
から音を拾ったり、無調音楽まで登場し、「長調」「短調」24調の枠から 飛び出すことで、
「新しさ」を表現する 作曲家も多数現れました。
🎵 平行調、同主調、属調、下属調・・・など、上の図のような「近親調(related key(s))」は、
19世紀以前の「クラシック音楽」を より深く理解し、演奏者は、その知識をもとに、
より美しく、心地よい演奏をめざします。
🎵 音楽理論、音楽の読み書き(いわゆる ソルフェージュ)は、演奏する側には、
よりよい演奏を下支えする 縁の下の力持ちの役割を担い、
聴く側にとっては、より深い理解で、音楽をもっと楽しめる可能性をぐーんと広げる能力です。
🎵 入学試験や定期試験で 高得点を目指すのが目的ではなく、
ある国の言語を話す、聴くためには、言葉を知って覚え、その言語の「しくみ=文法や、約束ごと」を知ると、上達も早くなりますよね。
🎵 音楽の言葉は、音符や休符、リズムや音程、音階、和音、音楽用語・・そして その使い方を知り、自分自身で使えるようになると、演奏でも聴く側でも「音楽=音を楽しめる」ようになります。
🎵 最近、私事ですが、ブームに乗って? ☗将棋をやってみたくなり、
本やスマホアプリ、練習用の駒など使って、よちよち始めました。
将棋盤は9×9=81の 限られたマス目の中で、各種類の駒には、動き方のルールがあるし、
用語も覚えて、初めて「入門編」の将棋もどき?の練習ができるようになります。
🎵 音楽も現在は「五線譜」に並んだ音符や休符、添えられた テンポや表情記号の意味を知り、
ようやく 歌ったり、楽器演奏の基本練習ができるようになる、というのは、まったく別の世界だけれど、共通点ですね。
🎵 なにごとも 基本が一番大切。 これからも自分のペースで コツコツ積み重ねて
もっと「楽しめるように」前に進みましょう! それではまた。
See you! どらみ 柴垣節子 💖
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