高齢の親・・介護が必要になったら?の巻っ!(2020年版)
💜 こんにちは、どらみです! 2020年、まさか!の 新型コロナウィルス感染拡大。まだ終息のめどは見えず、感染は全世界で依然として広がっています。
2020年8月半ば過ぎ。このコロナ禍の中で、夫の母(義母)が亡くなりました。
💜 穏やかな最期で ほっとしましたが、葬儀関連は「できる限り少人数=家族葬にならざるを得ない」、会食も取り分けではなく、ひとりずつの「お弁当形式」。持ち帰って自宅で食べるのもあり。
💜 火葬も、他家族と接触を避けるため、ひと家族ずつ 時間をずらして・・・。
荼毘(だび)に付したけれど、夫方の実家は かなり遠い他県。
💜 今の感染状況で 安心して往復できないため、お骨は夫の兄弟それぞれ 自宅に保管。
少し安心して 行き来できるようになったら、持ち寄って、埋葬、実家片づけをする、というのが 2020年11月下旬現在での予定です。
(気がついたこと、随時 追記していきます)
(2020.11.26 文章の一部 加筆修正しました)
Contents
親が高齢になる・・考えたら当たり前の現実なんですが
💜 このブログ、旅や手作り・・どちらかといえば「楽しいこと」の記事が多めですが、
人が生きて歩む道には 明るい日向もあれば、日陰の部分もあり・・・それも全てひっくるめて丸ごと=人生・・と考えます。
💜 私の周囲も「お年頃」からか、ご両親、義父母さまたちの介護で悩み、日々奮闘している方が非常に多いのです。日本人は、ご承知のように、ひじょーに長寿になっております。もちろん 個人差も大きく、ひとくくりにはできませんが、60代はまだまだ ひよっこ。
70代、次第に体力、気力が衰えてきても、まだ元気に動ける方が多い。けれど、多くの方をみていると、やはり『80歳の壁』が大きいように感じます。お元気だった方も、80歳前後から、さすがに それまでと同じように 自力で何もかも・・という生活が難しくなる方が急に増える印象を持っています。
💜 自分の親が歳をとる・・・あんな元気だったのに、あんなにしっかりしていたのに。
時にうっとうしいな、と思ったり色々あっても、実は頼りにしていたのに・・・
自分の親の弱った様子、昔とは違う姿を見るのは、誰でもつらい。
この現実を すぐには受け止められない、受け入れられない・・
家族の事情が違っても、高齢の親に抱く気持ちには、共通のものがあるのではないでしょうか。かつては自分が頼り、守られていた。その親の存在が、悲しいけれど重たく感じられる。かくいう私も そのひとりでした。
みんな悩んでる!その道のプロにたすけて〜!とお願いしよう
💜 高齢の親の介護問題で シンドイ想いをしているのは、自分だけではない。
自分が悪いことをした結果でもない。 当たり前のこと。みんな悩んでる。みんな不安に思ってる。
いつまで続くの? 先が見えない。
こういう時、八方ふさがりで どうしようもない・・と 絶望しないで!
かならず トンネルの出口はあります。 光の射してくる方向へ なるべく遠回りしないでたどりつくには、
大勢の「その道のプロ、先輩」に 助けを求めること、と思います。
助けてもらうのは、まったく恥ずかしいことではなく、助けてください! と 心からお願いしてよいのです。
そうしないと、あなた自身がつぶれて 共倒れになります。それだけは どうしても避けてほしい!
💜 最近では、もっとずーっと若い頃から「介護」を経験して 若い世代の方の仕事や自身の健康に支障が出たり、社会問題にもなっていますよね。
私の10年余の経験ですら、こういう時はどうしたら? 誰に相談したらよいのかわからない・・など、意外な人から意外な相談を受けることも多く、正直驚いています。同時に、やはり皆が抱える問題なのだな、とも思います。
それぞれの相談の内容によって、私が対応できる範囲で、信頼できる「その道のプロ」につなぎ、安心していただくことも増えてきました。 このような 決して楽しいとはいえない、負の経験、と思えることも 少しずつ書いてみようと思います。
💜 地域、自治体によって、高齢者、介護の窓口、対応なども異なります。
実際に親御さんに「介護」が必要になった場合は、 皆さま方が ご自分で調べて動くことになります。
お世辞にもラクとは言えませんが、避けて通れないことでもあり、助けを借りて、必ず乗り越えられることでもある、と信じています。私の書くことのなかに、何かヒント、お役に立つことが見つかれば幸いです。🍀
💜 とても 1回で書ける内容ではないので、分けて書きますね。
(現実的な話で、ケラケラ笑える楽しい話題と異なるので、いやだ~! 必要ない!という方は スルーしてくださいね!)
私の両親の場合
💜 以前に書いたかもしれませんが、私の実の両親は、すでに「天の上」の人になっています。
父は2008年に逝去、母も2013年に亡くなりました。
💜 本当にいろいろありましたよ~!
すこぶる元気だった父が、都心の横断歩道を急ぎ渡ろうとして、路肩で転倒したことをきっかけに、脳出血(慢性硬膜下血腫)で緊急入院、手術・・これを3年間の間に 3回繰り返し、その頃から介護が必要になりました。
私が前年に急性心筋梗塞💔で倒れ、リハビリを続けて、ようやく仕事、演奏にも復帰しようと準備をしているさなか、このように、まず父が倒れました。TT
💜私の発病から半年余りが経過したところで、まだ私も体力が追いつかず、最初は父の介護に あまり関われなかったけれど・・
意識、記憶、判断力、ものすごくしっかりしていた父が、時々、何かを どうしても思い出せなくなって 自分にイライラする。そばにいる母も悲しくなるような事態が起きる。・・老々介護。
実家までの往復に時間がかかるので、一泊するなど、時々手伝いに行きましたが、私ひとりで 簡単に解決できるような 生半可な問題ではありませんでした。
💜 両親の住んでいた地域の ケアマネージャーさん、包括支援センターの方、訪問診療の医師、訪問看護、メディカルソーシャルワーカーさん、入院時の医療スタッフ。
父は病院、ホームをいくつか転々としたので、その度に、それぞれのスタッフにもお世話になりました。ご近所の方たちにも。
亡くなるまでの 介護期間中だけでも、いったい どれほど多くの方たちに助けていただいたことか!? その助けがあったからこそ、乗り越えられたと思います。
今でも 両親の位牌に手を合わせるたび、お世話になった方たちにも 心から感謝しています。
介護が必要になった高齢の親・あなたなら どうしますか?
💜 いざ介護が必要、介護について相談したい、という状況になったら、
やはり一番最初は「親の住む地域の包括支援センター」に連絡を取ることです。
皆、最初は初めての経験ですから心配しないで! ごく簡単な質問なら 電話口で対応してくれることもあります。
💜 それより複雑なこと、たとえば具体的に いよいよ親に介護保険を使いたい、そのために要介護認定をしてもらいたい、などの相談は、電話で別途日時を決めて、そちらで相談という流れになります。
💜 2020年、コロナ禍で どうなっているか?
厚労省のサイトで 確認してみましたが、基本的な流れは変わっていません。
感染防止のために、直接話をするか?(できるか?)
「密」になるリスクを避けるため、介護関連の手続き等も、従来より
さらに時間がかかる可能性がある、と感じました。(自治体の包括支援センターによって 異なるので、やはり 直接ご確認くださいね。)
💜 親自身にも 娘の私にとっても、 何から何まで初めての経験でわからないことばかり。
最初は、両親のケアマネージャーさん(通称、ケアマネさん)に 電話をかけることさえ、ドキドキ!💕
私の両親は、まだ判断力がしっかりしている間に、自分たちで包括支援センターに連絡を取り、まず父のために、介護保険を使う相談をしたようです。私には ケアマネさんが決まった後、 彼女の連絡先を教えてくれました。
💜包括支援センターに電話すると、実際に相談する際に必要なものなども教えてもらえますので、メモをとりながら 漏れのないように、しっかり確認しましょう。
私の両親(実家)は、隣県=自宅とは別の地域に住んでいましたが、たとえば、今 私がいる神奈川県で包括支援センターを探す・・という時は、↓のような 自治体のサイトを参考に。
「親御さんの住んでおられる地域 + 包括支援センター 」
これを検索窓に入れて調べると、連絡先がわかるはずです。
💜今の介護保険制度では、65歳になる直前あたり、各自治体から、すぐに使わなくても「介護保険証」が送られてきます。(2019.9月現在)
親ごさんがご自分で動くのが難しい場合、『介護保険証』と、『医療保険証(国民健康保険証・69歳まで)、70歳~74歳の『高齢受給者証』、75歳以上であれば『後期高齢者受給者証』のいずれか。
⇓ 厚労省 後期高齢者医療について(参考ページ・各都道府県別情報も調べられます。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/koukikourei/index.html
上に書きましたが、2020年11月現在、新型コロナ感染拡大中でも、基本的な介護関連の流れは
変わっていないようです。(上記 厚労省サイトを 参照してみてください)
介護保険証、健康保険証は、次のいずれか(国民健康保険、高齢者、後期高齢者受給者証など。
これらを、いつでも必要な時、すぐ提示出来るように ひとまとめにしておくとよいです。
緊急で医療機関にかかる場合など、これを提示すると、高齢者の医療負担を、相当軽くできます。
💜親御さんが動けなくなった、判断力が低下している(認知症状なども含め)場合、
その証書類を子世代が探すところから始めるとなると、実際問題、かなり大変です。
できれば 判断力がしっかりしている間に、大切な証書類の「居場所」を 教えてもらっておく、または 決まったノートなどに 記入しておいてもらうのが望ましいです。
(ちなみに、私は母亡き後、エンディングノートを用意して そこに このような情報、利用している金融機関の口座などを書き込んでいます。別途 リビングウィルも書いてあります※)
※ リビングウィル とは・・(Wikipediaから引用)
リビング・ウィル(英語: living will)とは、生前の意思という意味の英語の音訳。生前に行われる尊厳死に対してであれば「尊厳死の権利を主張して、延命治療の打ち切りを希望する」などといった意思表示のこと。またそれを記録した「遺言書」などのこと。インフォームド・コンセントの浸透とともに、このような考え方が広まってきた。ほかに葬儀の方法や、臓器提供の可否などがリビング・ウィルの対象として論じられることが多い。
自然死(尊厳死)を望む場合であれば死に直面した患者が、自らの意志で延命治療を拒み、死を迎えようとする考え方。その場合に「苦痛を取り除くことを目的とする安楽死に対して、無理な延命措置により患者の尊厳が損なわれるのを避ける」ことが尊厳死の目的である場合もある。
遠距離介護と介護離職を経験
💜 核家族化の進んだ現代の日本は、親世代(実家)と子世代、離れて暮らしているケースが非常に多いですね。そのため、いざ親世代に何かが起こり、介護が必要になると、
いわゆる「遠距離介護」をする子世代が急増中⤴⤴⤴
自分たちの家庭を維持しながら 離れた親元へ介護に通う。これは 子世代にとって、いろいろな面で 大きな負担を背負うことになります。
💜私の場合も、実家は隣県でも、かろうじて日帰りできるかな? くらい離れており、実家や、実家近くの病院に入院中、退院後のリハビリに付き添う時は、毎回一日がかりを覚悟!でした。
フルタイムで仕事をしていたら? 正直、難しかったんじゃないかと思います。
💜 週に数日の講師仕事でも、仕事に支障が出てきました。
マナーモードにした携帯を、常に授業中もデスクに置きながらの仕事。📱
病院やお世話になっているホームから急に「お父さん、ちょっと様子が気になるので、〇〇病院で至急検査します。ご家族も来ていただきたい・・」
「お母さま、今から入院になるので、〇〇病院に なるべく早く来てください!」
💜仕事中に こんな連絡が入ると、「先生、早く行ってさしあげてください!」と シニア英会話の生徒さんたちから逆に 気遣いいただいたり。。 授業を少し切り上げて、そのまま病院へ直行! ということも何度かありました。
自分の心臓病退院直後も体力なくて、大変な時期がありました。
が、この介護生活を続けている間も、生徒さんたちに迷惑をかけている、申し訳ない、という気持ちでした。
💜その時、実母と義母、二人の母に同時多発!で緊急に介護が必要になったため、 私はメインの収入源であり、15年続けていた講師の仕事を やむなく辞めることにしました。
いわゆる「介護離職→ 親の介護のため、仕事を辞めざるを得なくなること)」です。
周囲から、もったいない! と 言われましたが・・・あの時、辞めずに続けていられたか?
それは、今 考えても、持病をかかえながら、私には体力的に無理だったかもしれません。
皆さんには 収入の道を閉ざさないまま、介護にかかわれる方法を見つけてほしい!
プロに相談しながら、皆さんは「介護離職」をしなくてすむよう、切に願っています。
まとめ
💜 なんとなくじわじわ徴候が 見えてきても、「ある日唐突に」 始まることが多い親の介護。
そして、悲しいけれど、人の命が ひとつ天に召されるまで それは続きます。
想像したより短いこともあれば、何度も危機を乗り越えて、予想以上に長く、何年も続くこともあります。
渦中にいると、育児とは また違う・・・いつまで続くの? という不安。
気は抜けない、という心身の疲れ。
💜 特に仕事をやめてしまうと、収入面の心配、社会から切り離されていくような、焦る気持ちも・・・。
こういう不安や見えない疲労がたまっていくと、最悪の場合「介護うつ」で 自分も動けなくなる。
💜 共倒れ・・・それだけは 避けないと!!!!!
大変だ〜!と言いながらも、育児には成長の喜び、子どもが成人、独立するまで、というゴール設定ができます。
それに引き換え・・・いつまで続くの~!?
悲しいけれど、ゴールは親の逝去と、その後片づけが終わるまで・・です。
介護の渦中にいると終わりが見えない介護の迷路に はまりがち。
くりかえしますが、とにかく 自分だけで 抱え込まないこと!
💜 介護する側にも 息抜き、休息が必要です。
誰かに任せて、介護のことを忘れる時間を作る。
具体的には・・・半日だけでも1日でも 好きなところに行って まったりする。
大好きな おいしいものを食べる。
コロナ禍の今は、難しいかもしれませんが、近くへの日帰りでもよいので、
ちょっと気分転換できる 「いつもと違う場所」へ行く、、等。
自分が幸せな気持ちでいないと、親とはいえ、他人に優しくできないから・・。
誰かに優しく接するために、自分にも優しく、自分が幸せになる時間を絶対確保しましょう!^^🍀
💜親に介護が必要になって、どうしよう!? となったら、まず 親が住んでいる地域の 包括支援センターに相談・・が出発点。
親に持病があって、かかりつけ医がいるなら、医療面の相談、情報提供もお願いすることになります。
包括支援センターでも 初めての介護家族のために、いろいろな情報提供をしてくれ、ケアマネさんも紹介してくれると思います。
が、それだけで介護の問題は解決しません。
💜 母より 2年先輩の 義母(夫の母)は、アルツハイマー型認知症をはじめ、いくつかの病気も抱えながら、超高齢で存命していましたが、冒頭に書いた通り、
コロナ禍の 2020年 暑い暑い夏の日に、穏やかに 息を引き取りました。
9年余り、長く有料ホームにお世話になり、私と介護の関わりは
ようやく ひと区切りになりました。 まだ夫たち 実子は、
義母の準確定申告(逝去後から 4か月以内に清算・・と 法令改正で あわただしくなりました。税理士さんにお世話になっています。)
💜親の介護。一番近い身内だからこそ・・の難しさがあります。
これが絶対正しい!という答えはない世界。
具体的に、どういうことから 考えて 動いたらよいのか?
また 頭を整理しながら 書いてみようと思います。
追伸:皆さまから、こういうことを知りたい、経験ありますか?
質問、
お問い合わせも大歓迎です!
💜 この話題、初回は ざっくりと 私の経験、考えの一端を書いて終わりにしました。
あまりにも いろいろあって、書くことがアタマから あふれてきます。
まだ読みづらいところあるかと思いますが、お許しくださいね。
いろんなご意見があるでしょうし、ご家族、とりまく状況も それぞれ 違うこともわかっています。
けれど、それを承知の上で 介護保険、公的施設(特別養護老人ホームなど)、有料高齢者ホーム、グループホーム(認知症対応)のことなど、自分が経験した範囲で 書いていこうと思います。
💜 このような話題は、どうかな? と思いましたが、人ひとり、生まれてきたら・・今、若くてまだ実感がなくても、誰もが かならず通る「親も いつかはいなくなる」という現実。
親が「いなくなる」前に、高齢になり「介護」が必要になった時、自分の仕事、生活、家族はどうする?
できれば避けて通りたい。目をそむけたい、逃げたくなる気持ち・・よ~くわかります。
私も 同じでしたから・・・。決して きれいごとだけではないですよね。
💜アップするのに 勇気も要りますが、父と母、両方介護にかかわって、自分の持病もあり、この分野の経験値がみょーに高くなってしまいました(^^;) 何かお役に立てることがあればいいな、と 真剣に考えています。
皆さんから、ひとこと感想、ご意見、ご質問などいただけると とても励みになります。
介護→看取り→親のいなくなった後の片づけ・・・この内容を続けるかどうか 皆さまの反応をみながら判断したいと思います。
若い世代にも少しずつ考えてほしいな・・”お墓について考えてみる”記事
”介護保険料の金額としくみに びっくりしたので書いてみた!” 記事
💝 最後まで ご覧いただき、どうもありがとうございました。
コロナ禍終息していない今、介護する若い世代側も、自分の心身を 健やかに保つこと、とても大切ですよね。💖
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