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天才早熟早死型の音楽家☆その3 ショパンの巻っ!

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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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天才早熟 早死に型音楽家☆3人目は ピアノの詩人 ショパン

 


🎵 こんにちは どらみです!

 

 

🎵 音大では、西洋音楽史と日本音楽史 両方必修でした。西洋音楽史の先生、おもしろかった。

 

🎵 卒業後、ハンガリー留学した際は、「音楽史」という授業はありませんでした。

 

🎵 音楽理論でも、ソルフェージュ(音楽の読み書き)、教育法、音楽心理学、指揮法・・・声楽や合唱、室内楽、スコアリーディングなど 演奏レッスン系の授業でも
とにかく すべての授業、レッスンに、

音楽史は 自動的にというか あらかじめ自然に組み込まれていたのです。

 

🎵 だから、常に これは いつ頃の音楽で・・・

作曲者、演奏者は どんな人だったか? という エピソードも ふつーに先生と

授業中に語り合うので(英語で^^;) 特別なことではなくなりました。

 

🎵 この音楽史を からめると、時代背景、他の芸術、文学などとのかかわり・・・
たとえ 短い歌 一曲でも、関連する情報量が、一気に増え、

全く知らなかった歌でも、へぇ~ そういうこともあったんだ! 

 驚くことが、どー-------っさりありました。

 

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🎵 今、この年齢になり(私が^^;)、音楽の個人レッスンも グループレッスンもしておらず・・・

アタマの中に埋もれている 知識や ちょっと面白い(かもしれない?) エピソードなど、 気軽にお伝えたらいいな、という気持ちです。

 

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🎵 「天才早熟早死に型(音大教授いわく)」3人目、
ポーランド、フレデリック・ショパン に登場してもらおうと思います。

ショパンは ふたつの名前を持っていた

🎵 ショパンの肖像画も いろいろありますね。 ⇓ 少々 虚弱体質の雰囲気

🎵 ショパンは、父親がフランス人、母がポーランド人でした。

そのため、彼の名前は、フレデリック・フランソア・ショパン(フランス語)と、
フレデリク・フランチシェク・ショパン(ポーランド語) と

二つ異なる読みの 名前があります。

 

🎵 没年(亡くなった年、日にちは 1849年10月17日 (パリにて逝去)と はっきりしていますが、

生年月日が 1809年3月1日説と、 1810年 2月22日説、のいずれか・・・と 二説あるんです。

🎵 それによって、逝去した際の年齢が びみょーに異なる、という

ナゾも秘めた 天才音楽家。

🎵 F.ショパンは、上述した通り、ポーランドに来て 住み着いた フランス人の父と ポーランド人の母の二男として

ワルシャワ近くで誕生。

🎵 4歳からピアノを家で習い始めたところ、異常に上手いっ!
6歳でヴァイオリンも始めたそうですが、やっぱり ピアノの

上手さが ふつーでないっ!

 

🎵 有名な先生に師事することもなく、自己流の部分が多いのに、
教わらなくても できてしまう・・・やっぱり天才でした!
8歳の時には、公開でピアノ演奏会も・・・
総合的な教育は 17歳までしか受けておらず、
あとの人生(39歳まで)の 22年間は、とにかく
ピアノ ひとすじ・・に 生きた音楽家でした。

パリのサロン スーパースター

 

🎵 皆さん、ご存じのように

ピアノ、といえば ショパン、というくらい、 ピアノ音楽に

偉大な功績を遺した人ですよね。

 

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🎵 「ショパン Chopin」の音楽は?
と尋ねられたら、最初に思いつくのは どの曲でしょうか?
ピアノ音楽、有名な曲 てんこ盛りですよね!

🎵 1830年、ショパン 20歳頃、ワルシャワを出て、ウィーン方面から ヨーロッパ各地で演奏旅行を・・・と 出発したところ、

まず7月にパリで7月革命が勃発。

 

🎵 その後、母国ポーランドで 革命騒動が起きてしまい(1830年 ポーランド リトアニア、ロシアに対して 11月蜂起)
1831年9月、首都 ワルシャワが陥落。
ドイツ、シュトゥットガルトで この報を聞いたショパンは

深く絶望したそうです。

🎵 以後、彼は 二度と生きて祖国 ポーランドの地を踏むことは
ありませんでした。

ショパンは 父の祖国、フランス パリに向かい、39歳の生涯を閉じるまで、パリを拠点にして過ごします。

 

🎵 1831年、自分の母国、ポーランドの家族、友人たちを想い、
有名な「革命」のエチュードも この年に書かれました。

(エチュード=Etude 練習曲の意 ・・・が、ショパンのエチュードは 練習曲の域を超えた 芸術作品。別れの曲、木枯らし・・・タイトルがついていなくても 素晴らしい ピアノ作品の宝庫)

 

🎵 パリを中心に 西ヨーロッパの都市を演奏旅行中、いろいろな音楽家とも知り合い、
パリでは、音楽家のみならず、画家のドラクロアや、
詩人のハイネ、

そして10年間 恋人となる ジョルジュ・サンド(男性的な文学家・・ジョルジュサンドは ペンネーム)との出会いも。

🎵 パリの サロン音楽で ピアノのスターになり、
お弟子さんも教えて 生活が安定していた時期は

いわゆる ショパンらしい 典型的 ロマン派音楽を量産しました。

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🎵 ショパンの生きた この頃になると、「ピアノ」という楽器は

ダンパーペダル(踏むと 音を長く響かせる・・・今のピアノにも 標準仕様でついていますよね)が 使えるようになっていました。

 

🎵 それ以前の時代には 不可能だった和音も響かせられるように・・・
不協和音を故意に使ったり、ショパンは ピアノという楽器で

新しい音色、ハーモニーを次々と生み出していきました。

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🎵 前回 Mozart (アマデウス君)と、Schubert (フランツ君)・・・
この、同じく 天才早熟早死型 音楽家のふたりは、

書き留めるのが大変なくらい、自分の中から 音楽が 湧き出てきて・・・ それを 譜面に書けば 作曲→作品ができるタイプ、と 紹介しました。

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🎵 ショパンの作品を 聴いていると、流れるような旋律、
美しい輝くような ハーモニー・・など、

彼も モーツァルトやシューベルトと同様・・と 思うのですが、

🎵 意外にも、ショパンは 出来上がった作品からは 想像できないほど、

「工夫して、ひねり出して、結構苦労して」 あの美しい音楽を作っていたのだそうです。

🎵 シューベルトは31歳で亡くなるまでの間に、「歌曲」だけでも 600曲以上書いていて、その他にも 室内楽やピアノ曲、宗教曲など たー---------くさん書いています。

🎵 ショパンは 39年の生涯で、70曲余 しか作曲していないそうなのです。
あふれ出るように・・・ではなく、結構苦労して ひねり出して

作った 音楽家だったのですね。

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🎵 ⇓  ショパンの逝去後 すぐに型取り、復元された ショパンの「手」

  手のひらが大きく やはり指が長いです^^

 

 

 

ピアノと共に


🎵  ショパン 自筆譜面 (エチュード 3番 「別れの曲」冒頭) ⇓ (パデレフスキー版楽譜)
🎵 ショパンといえば、その独自の旋律の美しさ。
明るく軽快・・・かと思うと、一転、憂愁、メランコリックな

雰囲気・・・

 

🎵 3連符、4連符どころではない! 29連符とか ショパンのピアノ譜面を見ていると、

2度目、3度目に同じ旋律が出てくる時、ピアノで 水玉を✨✨ポロポロポロ・・・と転がすような 装飾音がほどこされていることが とても多いのです。

 

🎵 旋律と伴奏が はっきり分かれている「homophony ホモフォニー → blog記事にも 書きましたので 何だっけ? と思ったら 参考にしてくださいね~^^」
ともいいきれない、ショパンの曲は どれがメロディで どこが伴奏なのか、明確に分けられない音楽が多いです。

ポリフォニー(polyphony) → 横の音楽  風な要素も 多分に含んでいます。

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🎵 ショパンの音楽は 繊細で、明るく 軽い。
弾いてみたり、よーく聴くとわかるのですが、
たとえば 3拍子の曲でも、 規則正しく ずーっと
1,2,3, 1,2,3・・・という具合ではなく、
細かい部分で rubato ( tempo rubato) → テンポを 微妙に 揺らすこと。 「間」のとり方も 機械的ではなく、その時々で

呼吸するように・・・一定ではないのです。

 

🎵 ベートーヴェンのように 短い「motif ー音楽用語では 動機 と呼ばれます」 から ブロックを積み上げて 音楽を構築していく・・・という 作曲ではなく、

想いのままに、流れるように、時に すすり泣くように・・・

🎵 ショパンの音楽には、みなさんも よくご存じのように

オーケストラ伴奏で ピアノが大活躍する、「ピアノ協奏曲 1番」、「2番(1番ほど演奏機会がない)」 も 2曲ありますが、

どちらかというと、やはり ピアノソロ(独奏)曲が 圧倒的に多く、すぐれた作品の大半は こちらに類する、といえるでしょう。
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ショパンが 私たちに のこしてくれたもの

🎵 ジョルジュ・サンドなど、女性関係でも 結構苦労しているうち、

もともと そう身体の丈夫な家系でもなかったようで、

活躍もしていたけれど、ショパンの体調は徐々に悪化していきました。

🎵 マジョルカ(マヨルカ島)など、転地療養を試みたりするものの、
体力を奪われていき、39歳の若さでも、最後の1年は、
演奏会も 意のままにならず、両脇を抱えてもらって

ようやく歩いていた状態から 次第に起きられなくなっていったそうです。

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🎵 ポーランド出身の彼は、母国に戻ること叶わずとも、

ポーランドの民族音楽からとった 舞曲のリズム「マズルカ」「ポロネーズ」「ワルツ」なども多用。

🎵 ああ・・・あれもあるか!?
ご存じの曲も 多いのではないでしょうか?
🎵 ショパンは 39歳の生涯を フランス パリで終えますが、
母国 ポーランドへの想いは強く、死が近づいた時、
姉の ルドヴィカに向かって、自分がここ(パリ)で亡くなっても、
自分の「心臓だけは 祖国 ポーランドにかえしてほしい」と

懇願したそうです。

 

🎵 葬儀は パリで行われ、埋葬されたけれど、
ショパンの遺志をくみ、 彼の「心臓」は、姉、ルドヴィカにより、ポーランドの首都、ワルシャワ 「聖十字教会」の柱の下に、アルコール(コニャックともいわれている)に漬けられて、

丁寧に埋められているとか。

 

🎵 世界中の ショパンのファンたち。

この聖十字教会を訪れる足が 現在も途絶えることはなく、ポーランドに生まれ、フランスに没した天才音楽家。

🎵 時代背景、健康問題、さまざまな運命にも翻弄された

ショパンに想いを馳せてみます。

 

🎵 ショパンの死因は 明らかにされていませんが、
おそらく 肺結核を長く患っており、それが悪化した、というのが 大方の推測。
 

🎵 ショパンの名作は 絞り切れないほど たくさんありますね。

その時々の 自分の気持ちを 包み込んでくれる、

       穏やかで 心地よく感じる音楽・・・

 

 

 

まとめ

🎵 ショパンに限らず、お気に入りの曲、 いろいろ見つけてくださいね。

私も ご質問あれば、わかる範囲で、いくらでも ご紹介したいと思います。 

→ ショパンの難曲を弾いてね・・・というのは、

多分 無理です(笑)

 

🎵 かつて弾いたことあるものは 練習しなおせば

何とかなるかも・・ですが、
名演奏家 たくさんいますからね^^💗

長くなりましたが、今日は ショパンさん・・でした^^

 

🎵 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。

  またお会いしましょう! See You !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







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