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音楽豆知識 縦の音楽・横の音楽の巻っ!

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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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大ざっぱに分けると 音楽の「作り」は 基本的に3つ

🎵 こんにちは、どらみです。(2022. 5.12   本文の一部を書き直しました →内容自体は変わっていません)

🎵 音楽豆知識シリーズは、音楽専門でなくても、演奏しなくても、
  一般教養として こんなことわかるといいな・・
  日々の生活、心ゆたかに過ごしたいな・・・ 

🎵 そのような方たちに、
  音楽の情報、知識、小ネタを わかりやすくお伝えしたいという気持ちで 記事を書いています。

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🎵 今回は (おおざっぱですが)「音楽の作り」を カンタンに表すと

  大きくわけて 3種類あるぞ~ と知ってほしいのです。

 

  (例外もあるし、もう少し 専門的な『形式』 の話も 脇に置いて・・・)

 

 

モノ・ホモ・ポリ+phony と 覚えちゃおう~!

🎵 ホントにおおざっぱだけれど、

 音楽の「作り」は 

  ざっくり 「3種類」 (例外や 細かいことは除く)

     

1 mono (モノトーンとか モノクロみたいな言葉もあるでしょ?)+phony,

         2 homo(ホモゲナイズド ミルク成分均一に調整した牛乳)+ phony,

         3 poly (ポリ→多、複数の意味。ポリエステル、ポリエチレン・・)+phony

🎵 この 3つ、 モノ、ホモ、ポリ + phony   が

  大まかに どんな感じの音楽なのか? わかれば十分です^^

🎵 まだ hetero (異なる、他の・・)とかもあるんですが、今は 覚えなくていいので

   説明省略しますね。

(豆知識オマケ:語源)

🎵 ギリシア語で 声、声部、音・・を意味する 「phony」 → telephone  なんぞも、

tele (遠くへ飛ばす、遠隔、というイメージの接頭語) + phone (音)で、

音を遠くへ飛ばす(道具) → 「電話」

🎵 ちょっと脇道にそれるけど、ギリシア、ラテン語系の 接頭語(prefix)、接尾語(surfix=後ろにくっついて意味をなす言葉)と、 メインの言葉は、よく「足し算」されて、

現代でも 意味の通じる「ことば」になっていることが ひじょーに多いです。
語源(ethmology)の大好きな どらみです^^ → 語学、とても面白く 覚えやすくなるから。

ニホンゴの漢字、「部首」と「つくり」みたいな感じで わかりやすくなるんですよ~^^

 

 

 

Monophony  ☆ モノフォニー って何?

🎵 モノフォニー =monophony  とは・・・

mono (単一の、ひとつの) + phony (声、声部、音)

🎵  ↑ の 手描き 楽譜は L.V. Beethoven(ベートーヴェン) の 交響曲 第9番

       一番有名な「歓喜の歌 第四楽章」の メインテーマ。 実際の演奏では、このテーマを

  最初に演奏するのは、低音の弦楽器、コントラバスとチェロ。ユニゾン(まったく同一のメロディを

  ハモらずに)で弾きます。

🎵 この「ハモらずに」 同一のメロディ(単旋律)を 歌う、演奏する。

ハーモニーを 伴わない 「単旋律」のことを
モノフォニー (monophony) といいます

🎵 この後、次第にヴィオラ→2部のヴァイオリンが加わり、

  細長い 管楽器、ファゴット(バスーン)が、美しい「対旋律」を奏でて、

  ハーモニーが生まれていきます。

🎵 ハモると・・・その時点で「モノフォニー monophony」とは

  呼ばなくなるので(← ここ大事!) 覚えてくださいね~^^

🎵 (また 語源豆知識 オマケ)

通称「第九」とか「合唱付き」といわれる Symphony (シンフォニー ほら、これもphony がついていて・・・sym は 漢字の「共」というイメージ。シンフォニーは さまざまな音が「共に響き合う音楽」 というのが 語源です。 部首みたいな感覚でみると、アルファベット言葉も

覚えやすい(脳に残りやすい?)・・・あくまでも 私見ですが^^;

 

Homophony ☆ ホモフォニーって 何?

🎵 ホモフォニー = homophony    とは・・・

   homo(同一の、同じの・・・ギリシア語由来) + phony (声、声部、音)

🎵 カンタンにいうと、
「ひとつのメロディが主役」 +「主役メロディをサポートする ハーモニー部分」

(=従者  )→ 主役を引き立てる役割、歌や楽器演奏のメロディと伴奏ハーモニー」

この【縦の音楽】(厳密には、縦のハーモニーを重視、優先して

   作られた音楽) を homophony ホモフォニー と よぶのです^^

🎵  ⇓の 譜例(ちょいと 見づらいけど ご容赦を^^;)  縦の線を引いてあるの、

   わかりますか? これは 「春がき~た~ 春がき~た~♪」 のメロディに

 下段部分は メロディを引き立てる 伴奏がついています。

 

 

 

 

🎵   ⇓ こちらは、F.Schubert (フランツ・シューベルト)作曲の「野ばら」冒頭部分。

    ニホンゴの訳詞は、「わらべは 見~た~り~~、野なかの ば~~ら~~♪」

    聴いたことある方、多いのではないかしらん?^^

🎵   この曲も 典型的な homophony (ホモフォニー)。

    黄色のラインを引いた 横のラインがメロディ(歌)部分。

    オレンジ色の縦線で 下にピアノ伴奏パートと 結ばれています。

🎵 もうひとつだけ 例を出しますね。 同じく F. Schubert の歌曲(ドイツ語です)

  「音楽に寄す」(An die Musik) という曲。 「野ばら」と同様、黄色の横のラインがメロディ、

 下二段は、メロディ(歌)の ピアノ伴奏パート。
和音(chords)が トントントントンと

  リズム(rhythm)を刻んでいるのが わかりますよね?

これも メロディ + ハーモニー

  = 典型的な「縦の音楽(縦のハーモニー優先の音楽)」=homophony です。

🎵 

18世紀以降の音楽は 圧倒的に homophony が多くなります。

 

 

 

Polyphony☆ポリフォニーって何?

🎵 ポリフォニー= polyphony とは・・・

  poly (多数の、複数の、というギリシア語由来) +phony (声、声部、音)


🎵 モノフォニー(monophony)=単旋律のメロディ、音の横の流れ が

  その名の通り、「複数 重なり合ったり、交互に出てくる・・」

→【横の音楽 (メロディ、音の横の流れ を優先して 作られた音楽)】

  こういう音楽を polyphony  といいます。

🎵 polyphony は ⇓の カンタンな ラクガキみたいな 図のように、

  テーマ(同じカタチで動く音の流れ)が 2つ以上あり、

  部分的に重なったり、交互に出てきたり・・・ 同じ色で囲んだ それぞれのテーマ(短いものが多い)は、 

  それぞれ「対等」で、「主役」なのです。

🎵 「主役」が 2人いたり、3,4,5・・・

  たーくさんいる場合もあり、楽譜をみると、 monophony,  homophony に比べると、

  なんだか ゴチャゴチャ複雑だぞ~^^;  というイメージ。

🎵   ⇓ J. S. Bach   クラヴィーア(ピアノ)平均律曲集より Fuga 1番 冒頭

polyphony の音楽を 集大成したのが J.S. Bach といわれています。

🎵 ⇓ 小学生中学年頃から、J.S. Bach (いわゆる 大バッハ)の音楽入門編で、

   2声(にせい)の インヴェンション invention が 他の教材に加わりました。

🎵  これは ご存じの方も きっと多い、2声インヴェンションの 第1番(鍵盤楽器。バッハの時代はオルガンかチェンバロ。現在は ほぼピアノで練習、演奏が多いですね)

🎵  ⇓ ごちゃごちゃ 色で囲ってありますが、同じ色(ピンク、ブルー、オレンジ、グリーン、イエロー)で囲んだところが、「同じ動きをする音=横の流れ」

🎵 ピンクとブルーが重なっていたり、オレンジとグリーンが びみょーにずれて 重なっていたり、

 いろいろですが、

 

 

「横の流れ」を ブチブチ切らないように気をつけながら、

「縦のハーモニー」も 聴いて

 

 

弾くのです。

🎵 正直、先生の 鉛筆書きで ぐるっと囲んだ「テーマ」 という意味、

  子どもの頃、私は ふぅーん・・・と思いながら、ホモフォニー「縦の音楽」のように

  メロディ+伴奏じゃない この音楽には 戸惑い、よくわかっていなかったと思います^^;

🎵 実際、他の教本の曲は どんどん進むのに、私は Bachの曲が なかなかうまく弾けず、

   先生に「合格!」を いただけなくて、徐々に凹んでいったのでした~(たらりーん!)

🎵  この時、先生はわかっているけど、 生徒は(実は)よく理解できていない・・・

   それがモンダイだったなーと思います。大人になるまで バッハの音楽(演奏する側として)

   常に苦手意識を持つようになっちゃったし・・・

🎵   生徒としても、「〇〇がわからないから、 わかるように説明してほしい」 と

   言えればよかったんですが・・・ バリバリ弾けちゃう その先生には、

     当時、何だか 気おくれして、口に出せなかったんです。

🎵    それに、具体的に ○○が どういう意味で、どうすれば 

    技術的な問題(弾きにくい~ と思い込んでしまった^^;) を解決できるか

    質問する内容自体、

当時 よくわかってなかったんだなーと、今ごろ思います(笑)


🎵  polyphony という 音楽は、「縦の 和声(ハーモニー)」より、「横の流れが主役」、

   「横方面優先」なのですが、 めちゃめちゃに 横のメロディを並べたり、重ねただけでは

   ありません。

🎵  「横方向重視」だけれど、 それぞれの「主役」が びみょーに重なった時も、

    縦のハーモニーも 不快な音にならないように、ちゃんと考えて 作られています。

🎵  ⇓は 同じく J.S. Bach (ヨハン・セバスティアン・バッハ)、

「二つの🎻🎻 violinのための 協奏曲(コンチェルト)」冒頭です。

🎵 二人 🎻のソリスト(独奏者)+ Tutti (伊 一緒にという意味)
1st violin(s)  + 2nd violin(s)  後方で 合奏パートを受け持つ複数グループと、

それぞれのパートから 代表1名がsolo (ソロ)パートを弾く、という協奏曲です。

本来はチェンバロで弾いていた下二段は、現在は ピアノを使うことがほとんど。

🎵  専門的なので、覚えなくていいですが、こういう「横重視」だけど、重なった時の

   「縦ハーモニー」も ちゃんと考えて作る 作曲技法を「対位法=counter point(英)、kontra punkt (独) 」といいます。

🎵 音楽を勉強する際、作曲専門家にならなくても、「縦の音楽=和声学 harmony」と、

  「横の音楽=対位法 counter point (kontra punkt)」は 必修で授業があります。

(正直いうと、私には、面白い・・とは思えなかったんですが(笑))

両方 混ざっている音楽も たくさんある!

 

🎵 時代によって 「横の音楽」が多かった時(バッハの頃、最盛期)もあれば、

  「縦の音楽」中心になってきた・・・という歴史があります。

🎵 が・・・「対位法=横の音楽」も フーガ(Fuga)や カノン(Canon , Round  輪唱)、

  現代の作曲でも、見直され、新しい形で使われている作品も多く、

  「縦」だけ、「横」だけ・・・ という区別できない音楽、たーくさんあります。

🎵 古い「横方向中心」の音楽でも、部分的には homophonic (縦ハーモニー重視)だったり、

  混ざっている曲、とっても多いのです。

🎵  ⇓ 私が 留学中、指揮法の授業で 実際に使った O. Lasso (オルランド・ラッソー)という、

  古い作曲家の Super flumina Babylonis  (聖書、バビロンの大洪水をテーマにした 4部混声合唱曲。)

 基本、「横の音楽=polyphony」(1,2枚目)ですが・・・



🎵 同じ曲の 中間部は ピンクの縦線が 引いてあるように、 この部分、homophony (縦優先の音楽)に なっています。

🎵 でも、こんな風に 主な3つの作りがある・・・と 知っていると、

  今まで聴いた音楽(クラシックに限らず、ジャンルいろいろ)も、

  あ? これはもしかして 「縦中心」「横優先」「単旋律?」・・・・

  聴き方も、歌ったり 何か演奏する方なら、演奏する時の視点が ちょっと変わるかもしれませんね・・と 期待したりする(笑)

 

 

まとめ

🎵 本当に ざーっくりですが、 音楽の基本的な 3つの「つくり」

  1. monophony (単旋律)、

2. homophony (縦のハーモニー重視、メロディ+従者のハーモニー、という カタチの音楽)、

   3.  polyphony (横の音の流れを重視。その流れのパターンが いくつも重なりながら、

  ハーモニーも・・・という「横方向重視の音楽」

  こういう 名前で だいたい こんな意味なのか~! と 

  伝わったら とても しあわせです^^💗

🎵 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。

🎵 それではまた   See You ! 

 

 

 







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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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