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音楽基礎講座:複合拍子って何~?の巻っ!

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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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 複合拍子って ニホンゴが難しいんじゃな~い? ^^;

🎵 こんにちは、どらみです!
(2020.5.11 一部修正いたしました。)

🎵 今回は、ニホンゴが難しそうに見えるけど、実は「ありゃ、こんなコトなのか~!」という、

「複合拍子(ふくごうびょうし)=compound meter」について、説明しますね^^

🎵 前回までに、「拍と拍子」、「2、3、4拍子の仲間で 単純拍子 simple meter」をみてきました。
まだの方は 先に こちらをご覧くださいね~! ⇓

中学2年の私・・・恥ずかしすぎる 音楽テストの大失敗! ^^;

🎵 複合拍子=compound meter と呼びます。

🎵 compound っていう英語 、com-の語源は「一緒に」。

 

🎵 comのくっついてる言葉、company ,component・・・すごくたくさんありますよね。

pound は もともと「置く」という意味で、「一緒に置く➡ componentもそうですが、

一緒にする、合わせる」→ ニホンゴは「複合(いくつかのものを一緒にする)」という言葉になったのですね。

 

🎵 わたしは、中学2年、学校のふつーの音楽定期試験で、すさまじい点数をとったことがあります。(大汗)

(思い出したくない (笑)) この頃、中1から始めた 🎻ヴァイオリンのレッスン、とにかくヴァイオリン 少しでも上達したくて、音楽の教科書、見てなかったかもかもです。(ワルイ生徒~^^;)

🎵 音大進学したなんて、信じられないけど、Beethovenの出身は? という問いには、「ウィーン」と書くし,
(当時、有名な作曲家は ウィーン出身だと思ってた➡ 完全にアホです!^^;

 

🎵 はい、それでは、今日も きょ~ふの動画のお時間です(^^;)💦

 

 🎵 動画の中で、しゃべっていたのわかりました?
 6/8拍子は 何拍子系(何拍子の仲間)でしょう? という問いには、

 6/8を 約分してしまひ・・・・

  約分すると、3/4になるから、とーぜん「3拍子系」と書いて、どーんと ✖ バツ
    もらいました~!^^💦💦💦
 

 

1グループ=3つの音符のかたまり × ○回分/小節

🎵 それで・・・ここに来てくださった 皆さんには、私のような アホな間違いをせず、

  最初から きちんとアタマを整理して覚えてほしいな、、と こんな記事を作っているわけです。(恥っ!)

🎵 動画の中でも話をしたように、 複合拍子っていうのは、
  「3つの音が ひとまとまり」が大原則なんです!

🎵 ♪♪♪    ♪♪♪    ♪♪♪  ・・・・ みたいに。 3つの音のグループができてますよね。

🎵 その「3つの音のかたまり」が 一小節(one bar (measure))の中に、何グループ分入っているか?
それで、拍子の名前が決まるんです。

🎵 「3つの音のかたまり」が 2、3、4・・・ 理論上では 5回分、6回分・・もあり得るけれど、現実に使われているのは、4回分までがほとんど。3×4= 12拍子までです。

 

🎵 ただし、以前やった「連符」のように カッコでくくられて 3という数字がついている「3連符」とは 違うので、そこは ごちゃごちゃにしないように気をつけてくださいね。

 

🎵 連符の記事は こちらから ⇓

 

音3つ × 2回分 =6拍子の仲間

🎵 動画の説明で 最初に出てきたボード。↑  
  この 6拍子・・・3つの音のかたまり × 2回分 / 1小節(1 bar, 1 measure) を

  理解できればあとはカンタン!  

🎵 基準になる音符(拍子記号 time signature)の分母(denominator)= 8、4、2 8th note(s), quarter note(s), half note(s) の「3つの音のかたまり」。

 

🎵 それが 1小節に「何回分、何グループ分入っているか?」 = ○分の6、9、12拍子。

🎵それだけ わかれば あとは全部 同じ考え方で大丈夫~~!^^v

 

🎵   6/8拍子は、楽譜を探すと ゴマンとあります! ⇓は Tchaikovsky (チャイコフスキー)の 弦楽セレナーデ(弦楽合奏曲)の冒頭部分です。ずっと以前、TVのCMにも使われたので、ご存知の方も多いかもかも・・。^^

🎵 基準になる音は、拍子記号(青緑で囲んだところ)の分母(denominator) =8 なので、
eighth note (8分音符ですよね) × それが 1小節に6個分、これが 6/8拍子です。

 

🎵 ↑  うすいオレンジ色で囲んだのが、eighth notes (8分音符)3つ分のかたまり、グループ。
   1小節に うすいオレンジ色のかたまりが 2つずつ入っているのが わかるでしょうか?

🎵   付点のついた4分音符(dotted quarter note)は、8分音符にすると 3つ分、ですよね。

🎵  付点音符について、え? どうだっけ? という方は、 ⇓の記事、最後の方に出ていま~す。

 

 

🎵  手元にある 楽譜の中から・・・(オーケストラの ヴァイオリン🎻 パート譜。)
   これは、オペラ「トゥーランドット」(プッチーニ 伊)、第3幕の冒頭。
   コロコロ拍子も調も変わるので 大変なんですが・・・冒頭、6/8拍子。

🎵 いっちばん最初の「7連符 septuplets)は」これで「1拍分」。

🎵 これは また別記事にしますが、英語では「upbeat」ドイツ語では「auftakt」日本語では「弱起じゃっき」といって、最初の拍(強拍)ではなく、裏の「弱い拍」から始まっているのです。だから、6拍子の完全な1小節=3つの音が 2つ分 揃っていません。

🎵 2小節目からは うすいオレンジで囲んだ 3つの音(トレモロ=これは8分音符をカタカタ方と16分音符で細かく刻みなさいという表示ありですが)が 2回分揃っていますよね? ⇓ (↑と同じ楽譜抜粋)


🎵 これも、オペラ「トゥーランドット」第3幕。⇓ 拍子が 9/8や 6/8、2/4, 4/4 とめまぐるしく変わり・・・ 全休符の小節も、拍子が変わっていますが、9拍子のところには、えんぴつで△、6拍子の休みには、斜め棒 2本書いてあるの、見えますか?

 

🎵 全休符は、「1小節全部休む」意味もあり(音符と休符の記事、見てくださいね)、こういう コロコロ拍子が変わる時に、まるまる1小節休み、が続く時は、声を出さず、心の中で「数える=カウント count」するんです。

 

🎵 9拍子=3拍子系なので、3つ分休む➡(△三角形= 指揮者が三拍子振る時のイメージ)、6拍子=2拍子系なので、2つ分休む➡ 棒2本 、といった具合です。

🎵 こんな場面が続く時は、自分で工夫して 数え間違いを防ぐために、先輩から習ったり、自分なりの印をつけたりします。
➡プロのオケ奏者も 書き込みしてます。^^ 鉛筆

 

🎵 その後、四角□で囲まれた数字=オーケストラなどで使う、
練習番号(アルファベットを使う時もあり)4番のところから、薄く鉛筆で なぐり書きしてありますが(^^;)
超有名な テノール(男性の高い声)のアリア・・・ 

フィギュアスケートなどでも、よく使われる
「誰も寝てはならぬ」が始まります。

 

🎵 オペラの歌は華やかですが・・・伴奏=黒子役のオケ奏者は、地味ですよ~!
⇓ オケピ(オーケストラピット)から、舞台(トゥーランドット)、

カーテンコールのリハーサルしているところを 見上げた写真。

暗い奈落の底で「縁の下の力持ち」になるのが オペラのオーケストラです。^^;

 

 🎵 ↑ オケピの中。弦楽器奏者は、二人一組(plut といいます)で、

ごらんのように 楽譜をシェアするのですが・・ 

とにかく暗いところで、譜面灯で 照らされても 楽譜は これくらい。

しかも、舞台上の歌い手さんと カンペキに合わせるために、

指揮者の指揮棒の先を凝視する必要あるため、

オペラといえど、練習を重ねるうちに、

大体 どこはどう・・と半分暗譜するくらい練習して 本番にのぞみます。

 

🎵 オケピ(オーケストラピット)にこもって演奏している オーケストラは、

自分のパート譜を 指揮者の棒の先を 凝視しながら、

ものすごく集中して演奏しているんですよ~^^;

 

 

🎵  ⇓これも オペラ「トゥーランドット」から。 

3連符(カギカッコのように くくられて3という番号ついているのは 

不規則だけど 3連符です)があったり、 9/4拍子、6/4拍子と交互に出てきたり、結構フクザツです。

音3つ × 3回分=9拍子の仲間

 

 

🎵 今度は、「3つの音のかたまり」× 3回分 =9拍子の仲間たち。

  6拍子が 3つの音のかたまり ×2 で、2拍子系(compound duple meter) だったのに対して、
       9拍子は、3回分= 3拍子系(compound triple meter) です。

 

🎵  先ほどと似てますよね~^^; 「誰も寝てはならぬ」のアリアが始まる、少し前の部分です。

6/8 , 9/8、2/4 拍子などが コロコロ変わります。

🎵  こちらの楽譜も「トゥーランドット」 の一部。

 

🎵  ⇓ これも同じオペラの一部。 9/4 ,  6/4,  また拍子が混ざっていますが、「9/4拍子は、上に 小さくし4分音符 ♩ 書きましたが、薄いオレンジで囲んだところ、4分音符 3つ分。

🎵 その囲んだグループが 1小節に3つ分入っていますよね?= 3拍子系って わかりますか?

🎵 それに対して、⇓ 2段目の、6/4拍子は、薄いオレンジで囲んだ ♩の3つ分グループ、1小節に2回分。2拍子系・・おさらいですが、違い、わかっていただけるかな~?

 

 

音3つ × 4回分=12拍子の仲間

 

🎵 今度は 12拍子= 3つの音のかたまり × 4回分 / 1小節 (1 bar,  1 measure).

🎵 拍子記号(time signature)の 上(分子 numerator) が12.分母(denominator)は、基準になる音符で、8 eighth note 、4 quarter note、2 half note・・・など。

 

🎵 数え方、考え方は、6拍子(2拍子系)、9拍子(3拍子系)とまったく同じ。
12拍子は、3つの音のかたまり ×4回分なので、4拍子系(quadruple meter)の仲間です。

 

🎵 ⇓ 写真は、 チャイコフスキー「交響曲6番『悲愴』」の 第3楽章から。


🎵 テンポが かなり速いので、8/12拍子に カッコがついてます。書き方は8/12拍子ですが、指揮者は、速い4拍子で振る(タクト=指揮棒)のが 普通です。12拍子=4拍子系・・の例です。

 

🎵 薄いオレンジ色で、この曲の基準の音、8分音符(eighth note) 3つずつかたまりを囲んでみました。
1小節に 3つずつの音のかたまりが4回分 = 8分音符(eighth note)が 12個分入っているのは わかりますよね? これを 速い4拍子として演奏します。💨💨💨💨

 

 

まとめ

 

🎵 いかがでしたでしょうか?

🎵 音符3つずつのかたまり(グループ)が 1小節に 何回分入っているかで、複合拍子(compound meter)

が 決まります。 今までやってきた、simple meter 2拍子系、3拍子系、4拍子系との違いは、

拍の中身=「音(基準になる音)のかたまり 3つ」 であること、です。

それが 1小節に 何回分入っているか? (ここでは、一般的な2回分、3回分、4回分を紹介しました)

🎵 ですから、基本の単位が「3つ」なため、拍子記号の分子(numerator)は、6、9、12 になり、それぞれ 6拍子系、9拍子系、12拍子系、と 3の倍数になっているのです

🎵 拍子には、最初にやった 2、3、4拍子の単純拍子、今回紹介した、6、9、12拍子の複合拍子のほか、
  5拍子、7拍子などのように、(2+3、または3+2)、(3+4、または4+3)などの 混合拍子(mixed meter)や、1拍子などの 特殊な 変拍子もあります。

 

🎵 あまり特殊過ぎるものは やめて、5拍子と 7拍子だけは、次回 カンタンに説明しようかなと考えます。

今回も最後まで ごらんいただき どうもありがとうございました。 See you   soon !  ✨💛







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