音楽基礎講座:ト音記号・ヘ音記号の巻っ!
Contents
キホンの clefs =音部記号 ふたつを覚えよう!
🎵 こんにちは、どらみです! (2020.5.11. 一部修正いたしました。)
🎵 本日のお題は・・・音部記号 (英語では clef (s))。 現在使われていて、一番 よく目にするのは、おそらく ト音記号(G clef) と思います。くねくねっとした曲線のカタチも、ちょっと可愛い!?^^ (⇓のボード、上段。緑色のマグネットが G の音(くねくね曲線を描き始める位置)。その下の赤いマグネット(加線=ledger line付き)が、ピアノでいうところの 真ん中の C音。(middle C)
🎵 そして、ピアノ弾く方、チェロなど、低い音も出せる楽器を演奏する方たちは、ヘ音記号(F clef)も、おなじみかもしれませんね。 ↑の ボード 下段 左側。緑色のマグネット(第4線が F音。斜め上の 青いマグネット(加線=ledger line つき)が、先ほどの ト音記号と同じ ピアノでいう 真ん中の C (middle C) 音です。
🎵 なぜ 日本語だと「ト音」「ヘ音」になるのか、という理由は、「音名(音の名前)」の記事を 別途 書きますが、とにかく 今回は、このふたつの音部記号(clefs)の 名前と意味を覚えてほしいな、と思います。
🎵 ↑のボード、下段 右側に もうひとつ「C clef ハ音記号」というのが 書いてあるんですが、これは 次回に説明しますね。 見慣れないかもしれないけれど、これ、実は ト音記号やヘ音記号より 昔から使われていて、現在も、アルト(alto ↑の図の位置)、テノール(tenor ↑より、もう少しだけ 位置が変わるんです)は、実際に使われています。ヴィオラ弾く時、私も アルト譜表は必須です。^^;
🎵 では、本日も きょーふの 動画を・・・(笑)
ト音記号= G – clef とは なんじゃらほい~!?
🎵 音部記号は、G, F, C・・・どんなclefでも、五線譜の上に記された瞬間、その譜表(五線)が、「どのくらいの音の高さなのか」を決めることになるのです。
🎵 ト音記号 (G clef 、ここでは treble (violin) clef )は、普通に使われる楽譜の中で、「高音部譜表」とも呼ばれ、 高い音域の音を書き記す五線ですよ~!という 目印です。^^
🎵 ⇓ 下の図は、ハンガリーで使っていた 「ベルタロッティ 56のソルフェージュ」という本の 前書き部分からお借りしました。
🎵 まだ説明していないものも含め、すべての音部記号(clefs)と、それを記した 五線譜表に、「加線=ledger lines」を 使わず、どの音から どの音まで まかなえるか(音符を記せるか?)を 書いてくれています。
🎵 どの音部記号の五線譜も、一番下の線(第一線)に ぶらさがる形の音から、一番上の線(第五線)に のっかるような形の音まで 書かれていますよね。 ト音記号(G-clef ここでは treble clef 高音部譜表)は、一番上。
🎵 第一線に くっついて ぶらさがる形の音は「d」(middle C のすぐ上、ピアノでは右隣の音です)。
第五線に のっかるように くっついている音は「g」。 これより高い音、 一番下の「d」より低い音を、この五線に記そうと思ったら、上下に 加線=ledger lines が必要になります。
🎵 音部記号(clef(s))が こんなに たくさん考案された理由は、高い音から、低い音まで、人間の声(合唱)、歴史とともに 開発された楽器の出せる音域により、 なるべく 「五線の中から はみださないように、読みやすいようにしたい」という思いやりかな? とも 思います。
🎵 次回の動画、記事で 今回扱わない「C clefs=ハ音記号」の説明をしますが、 現在も 現役バリバリ?で 使われている アルトalto(上から4番目)、テナー tenor(同 五番目)以外も、その当時は 必要があったから作られ、使われていたのですね。
ヘ音記号=F-clef は 何が違うのか~!?
🎵 ヘ音記号(F clef 、ここでは bass clef)は、
先ほどの ずらーっと並んだ「一覧表」↑ の 一番下にありますね。
(すぐ上の 同じ形してるのに違うの? は・・・baritone 記号を F clef で表していた頃の記号。現在は ほぼほぼ使われていません。)
🎵 bass バス・・・この言葉からも わかるように、bass clef のついた五線譜表は、一番低い音域の 音を記すよ~! という 目印の記号です。
🎵 ピアノを弾いている方。🎹 通常 ピアノは →へいくほど 音が高くなり、←へいくほど低い音になります。
両手を 交差して弾いたり、片手だけ、、の時もありますが、 右手で middle C より高い音(右側)、
左手は middle Cより低い音(左側)を 担当することが多いです。 (もちろん 例外もたくさんあります)
🎵 チェロなど、出せる音の 音域が広~い楽器は、パート譜(チェロなら、チェロパートだけの楽譜)に、F (bass) clef から ハ音記号の tenor (次回説明しますね!)、すごーく高い音の時は、G(treble) clef まで同居しちゃうこともあるんですよ。^^; (⇓ Borodin (ボロディン;ロシアの作曲家)弦楽四重奏曲 第2番から「ノクターン」チェロ譜面の一部。
🎵 ヘ音記号に ハ音記号のひとつ、tenor clef が ちょいと混じってます。ここは ヘ音記号の楽譜で書くと、音が高いので、加線が多くなって はみ出し、読みにくくなるから、、なんですよね~^^💦
ト音記号、ヘ音記号って、どうしてこんなカタチなの?
🎵 ト音記号 (G clef) 、 ヘ音記号 (F clef) は、最初から 現在のような カタチをしていたわけではないのです。
🎵 ⇓の図表も、ハンガリーで使っていた教材「ベルタロッティ 56のソルフェージュ Bertalotti otvenhat Solfeggio」の前書きから一部 画像をお借りしました。(ハンガリー語 Magyarul で書いてあるので、私も意味わからないことの方が多い^^; が・・F-kulcs(エフ・クルツ)っていうのが F-clef, 同様に G-kulcsが G-clef のことです。その変遷が記されています。
🎵 線の上、左から右へ・・・ アルファベットの F と、 G (下段)が、さまざまに変化しながら、現在の形に定着した経緯がわかります。 もともとアルファベットそのものだったこと、オモシロイ~^^
まとめ
🎵 きょーふの動画は ともかく・・(^^;) ト音記号や ヘ音記号など「音部記号 clefs」が 譜表(staffs, staves)に くっつくと、その五線の中に書かれた音が、どのくらいの高さ、低さ・・かの 目印になる、 って
わかっていただけたでしょうか? 次回は あまりなじみのない方が多い(と思う)、ハ音記号(C clefs) について 説明してみますね。
🎵 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。See You Soon ! ^^💕
こちらの記事も おすすめです! Related Posts