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音楽基礎講座:音名と階名の巻っ!

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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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音の名前って どれを使えばいいの?

🎵 こんにちは、どらみです! (2020.5.11 一部修正いたしました。)

🎵 本日のお題は「音の名前」。

🎵 音の名前、って聞いて、日本人の私たちが最初にアタマに思い浮かべるのは、例のドレミの歌記事にも書いた、Guido’d Arezzo さんが グレゴリア聖歌の中から見つけた歌をもとに命名した(イタリア語)「do(=Ut) , re, mi, fa, so(sol), la・・」かもしれませんね。 ⇓

🎵 それくらい、音楽=ド、レ、ミ・・・ という呼び名は身近、親しみやすいのかもしれません。

🎵 けれど、do, re, mi・・・は、現在、二通りの使われ方をしているんですよ。

🎵 Guido’d Arezzoさんのおられた イタリア(Italy)やフランス語圏、スペイン語圏諸国などでは、do, re, mi・・を「音名=pitch name(s)」→ 動かない(動かせない)音の高さ(pitch)の名前、として使っています。

🎵 けれど、英語、ドイツ語、(日本語)、ヒンディー語(India)、など、別な「音名」をもつ国も多く、
現在、世界の音楽界では、do,re, mi(イタリア発祥)の他、ドイツ語(クラシック関係が多い)、英語(Jazz はじめ、今はクラシック音楽でも英語を使うことが 非常に増えています。)、ついで フランス語も使われています。


🎵 ⇓の楽譜は 手元にあるヴァイオリン協奏曲(Mozart 作曲)の楽譜。 以前にも ご紹介したことのある、「Edition Peters」(通称 ペータース版)という、ドイツ出版社の楽譜です。 当然のように、Violinkonzertと ドイツ語表記。 (英語なら、Violin concerto → 演奏会のconcert ではなく、イタリア語発祥の 協奏曲=concerto・・oがくっついてるでしょう?^^)

 


🎵 その下に、〇調 (別記事にしますね) と、「調性 何調、というのが 3通り書いてあるのですが・・

ドイツ語では、G dur (ゲー ドゥア 無理やりカタカナ^^;)、英語では G major (ジー メィジャ 無理やりカタカナ)、3つ目のは フランス語で、sol majeur ( ソ メイジャ 無理やりカタカナ)って書いてあります。

🎵 ドイツ語の G, 英語の G, フランス語の sol、みーんな同じ「G」の音の名前なんですが、発音、表記が ちらちらと違いますね~! ⇓ ピアノの鍵盤。Gと ブルーで文字が入っているところは、誰が何といおうと?
音名=「G」です。

 

 

山のごとく「動かせない」音名


🎵 さて・・・⇓の絵(?)は、かつて小さい生徒さんたちに描いたものに 少し英語など加えたものです。

pitch name(s) というのは、上の楽譜、ピアノ鍵盤の例を見ていただいたように、誰が何と言おうと? この音は〇ですよ~! と決まっていて、自分では動かせない(変えられない)音の名前です。

 

🎵 だから、絶対的な=absolute  , ということばを使って、absolute pitch name(s), absolute tone names, と言ったりします。 なぜ、変えられないのか? は・・・

🎵 少し 複雑で専門的な話になりますが、現在 音楽に使われている音のpitchは、音それぞれ固有の「振動数(=周波数)があり、基準が定められているからです。

🎵 たとえば 1953年に国際標準化機構(ISO)により、A音=440Hz を基準にしよう、と決められています。

🎵 楽器等も歌もこのpitchを基準に、ピアノ等は 調律師さんが調律し、自分でtuningできる楽器は そのように調整し、歌は音が高すぎたり、低すぎないように コントロールして声を出すのです。

🎵音は もともと何かが振動している→空気中を伝わり、人の鼓膜に振動が伝わって聴こえてくる、ということですよね。

🎵 英語を使おうが、ドイツ語を使おうが、フランス語・・・その他の言語であろうが、ポーン! とひとつ音が鳴ると、振動数=周波数により、これは〇の音、と「音の高さ」が わかるのです。(人の声、母音を伸ばしている時なども)

 

🎵 もっとも古楽では 今よりかなり低い基準値が使われていました。→ 400年前は A=415程度、300年前頃にA=420-425くらいといわれています。

🎵現在は 国やオーケストラによって、ばらつきがあるようですが、日本の主要オーケストラなどは、A=442 を基準にして tuningするのが主流になっており、、私自身、 弦楽器(violin, viola)などを 442Hz でtuning しています。

 

🎵 音は 高くなると、華やかに、はっきり目立つ、といわれています。 個人的には、高ければよい、華やかなら その方がよい、、とは 一概に言えないんじゃない? と思っていますが(^^;) 高い音、疲れてる時には、少々 シンドイ時もあるので。(⇐ 本音 ^^;)。

 

 ハシゴのように「動かせる」階名

🎵 さて・・・一方、do, re, mi を、「動かせる音の名前=movable, mobile」、いわゆる「移動ド movable do 」唱法=relative solmization, relative solfa (移動ド→ ドdo の位置を移して歌う)という「音の名前」にする使い方があります。

🎵 今後お話する 音階(scale(s))の音、それぞれが持つ「機能=function」を理解するのに役立てよう、と
可動式の「ハシゴ」のように、どの音を「do」にするか(長調 majorの場合)、「la」に定めるか?(短調 minor の場合・・これも後述します)自由に動かそう、という考え方です。

 

 

🎵 どちらの「音の名前」の使い方には、それぞれ違いがあり、よいところ、ちょっと不便なこと、両方あります。

🎵 きょーふの動画、タイトルが おかしかったり・・差し替えたいですが、ここで ↑でアップした 画像を使って 声で説明しています。ニホンゴ説明が先、英語説明は短く・・・7分36秒頃から 英語になります。

 

🎵 日本はじめ、英、独語を使う国では do, re, miを この「動かせるハシゴ」=階名 として使うことも多いのです。

🎵 実際はどうなのか?
正直、私自身は小学校の時に「移動ド」の説明を受けて、子どもながら、一応理解した(つもり)なんですが、「ド」や「ラ」の位置を移動させて 読み替えるより、全部 実音の方がラク、、と感じていました。今(^^;) ヴァイオリンはじめ、レッスンでは 「音名(absolute pitch names)」を使っていたから、というのも一因かも。

 

🎵 歌詞のない歌や 初見視唱(いきなり楽譜をみて 音の高さを正確に歌う sight reading といいます)の時は、音大受験でも、音大授業でも、「固定ド=fixed do」唱法を使っていました。 何調であろうが、見た目音符を、Aなら ラ、と歌ってしまう・・・それをずっと使っていて、すっかり慣れてしまったのです。^^;

 

🎵 #や♭など、臨時記号が出てくると さて、どうするか?が 欠点ですが。( たとえば Fに#がついて、半音上がっても 従来の「固定ド唱法」では、実際の音程は F#を出しても、これも「ファ」と歌ってしまうのです。

 

🎵 ハンガリーへ行ったらどうだったか? 結論 → 両方とも大事、と実践、練習することになりました。

🎵 ハンガリーの一般的な学校では「音名 absolute pitch names」には ドイツ語を使っていました。

が・・・小学校1年生の教科書は、五線譜はなく、最初は リズム(rythm)、歌いやすいという、so-mi 、
続いて re, do, la が加わり、しばらくの間は この「五音 (penta tonic) ペンタトニック」の歌、
音楽の中で授業が進みます。
ト音記号やヘ音記号が出てくる前に、線は 一本から二本、三本・・と増えますが、

🎵以前、記事にした kis tabla (フェルトの小黒板)に 音符を並べ、#や♭もない 線の中、先生は「今度は、ここを「do」にして・・・ そうすると、これは どう歌えばいいかな? と、子どもたちが自然に「移動ド~ relative solmization, relative solfa」も経験できるような音楽教育をしています。

 

 

まとめ

🎵 いかがだったでしょうか? 私は クラシック音楽の教育の基礎を 日本で学びました。

do, re, mi・・」の「階名」を、「固定ド(fixed do)」として、見た目の音符を AAAA AA-EEEE-EE-F#F#F#F#-F#F#-EEEE-EE・・・と音名で歌わず、#のように臨時記号(accidental(s))がついていても、「ララララーララ、ミミミミーミミ、ファファファファーファファ(←音程は F#で歌う)」 などと歌う習慣がついていました。

⇓ きゃ~っ! これは 私が13歳(中1)で🎻ヴァイオリンを始めた時の、Suzuki Violin Method 第一巻目、1番最初の「きらきら星 変奏曲」冒頭部分ですよ~^^💦

🎵 「階名」(移動ド)という考え方を知っていても、正直、留学するまでは、自分では あまり使った記憶がありません。(^^;)

 

🎵 けれど、ハンガリー留学中、fixed do (absolute pitch names)も、movable do (relative solmization)も、両方できるように 指導を受け、かなり徹底した練習も課せられました。 

🎵音符にフリガナのようなアルファベットを描いたり(^^;) 苦労もありましたが、ハ音記号など、慣れないことを初めてする時は みんな同じ。

🎵 とにかく 〇〇 できるようになりたい(目的) → すでにそれを熟知している指導者から、最適と思われる方法を教えてもらう → あとは 自分で工夫しながら、ひたすら数をこなして練習、努力する。

🎵 音楽に限らず、 目標を達成するには、現時点で最適、最善と思われる方法を知り(教えてもらうことも含め)、あとは 練習回数、練習時間をかけて コツコツ努力を積み重ねる。 すごーくラクして・・・という方法より、自分でコツコツ努力する過程で、教えてもらった方法より 効果的だったり、効率のよい方法を見つけられるかもしれません!

🎵 音楽、語学に限らず、スポーツや さまざまな研究分野でも 同じことがいえるのではないでしょうか?

🎵 私も もう少し 動画の話、画質や音声等も 改善できるように コツコツ努力したいと思います。

🎵 本日も 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。 See You Soon !  ^^

 

 







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