写真の35mm換算って何?「保存版」表にまとめたぞ~!の巻っ!
こんにちは、どらみです! (2020.12.22 写真、本文等、一部変更いたしました)
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スマホもいいけど・・カメラ 始めませんか?
📷 最近、私のまわりで、スマホもきれいに撮れるけど、
もう少し いろいろできるカメラを買って、自分好みに
写真撮ってみたいな~と 興味持ってくれている女性友達が 何人か出てきたのですが・・。
ごつく見える一眼レフは 重たそうだし、どうしよう? と迷っているようです。
📷私が今 メインに使っているのは、ちょっとゴツくて、女性には ちと重たい デジタル一眼レフカメラ 2台(内、一台は2019年9月、フルサイズミラーレスと入れ替え) + バッグのポケットに入る、1インチ コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)、合計3台。
📷カメラが間にあわない時、スマホのカメラを使うこともあります。
私は スマホ、あまり上手に撮れませんが、昔に比べたら ホント 良くなっていますよね。
📷以前、いちごの写真の記事を書いた時には、デジタル一眼レフ1台+ちょっと特殊なコンデジ1台、今も使っている 1インチコンデジ、やはり3台 + スマホカメラでした。↓
そもそも カメラのセンサーサイズって 何?
📷 私の 2台の一眼レフカメラ、ふたつとも 似た形をしていますが、実は ひとつは、通称「フルサイズ」、もう一台は「APS-C」という、外からだけではみえない内部に 「違う大きさのセンサー(カメラの画像素子とか、イメージセンサーとか、いくつか呼び名がありますが、要は・・
レンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品」を 積み込んでいるのです。外からでは よくわからないけれど、この「カメラのセンサーサイズ=フィルム時代のカメラでいうと、フィルムにあたる部分」と 言い換えると 少しわかりやすいでしょうか?
📷 ↑ フルサイズ一眼レフカメラ (Canon EOS 6D かなり古いカメラになりました。^^;)
(↑ 1インチセンサーサイズ、Canon G7X Ⅱ型。Ⅰ型の液晶が割れてしまい、入れ替えました。液晶はスマホのような扱いができ、180度上にあげられる チルト液晶画面を利用して、自撮りも可能です。バッグの隅に入れて、手軽に撮影できるのは魅力。レンズ交換はできませんが、明るいレンズで、フラッシュなしで 薄暗くても撮れるのも便利)
📷 最近、カメラのセンサーサイズも、フルサイズ、APS (-C)、マイクロフォーサーズ、1インチ、もっと小さな コンパクトカメラ(コンデジ)、スマホのように、小さなセンサーを積んだものまで、いろいろ種類が増えてしまっています。
(もっと大きな中判という プロ用もあるそうですが)
(↑ 2019年に EOS 80Dと入れ替えた、フルサイズミラーレス一眼 Canon EOS R。
ミラーレス機と 古い一眼レフの「写り」の違いは、また別記事にしますね。
2020年、このミラーレスに R5、R6など連写性能など 超高機能の新機種も発売されましたが、人気に生産追い付かず、新型コロナの影響もあり、私はまだ試してもいません。^^;)
📷 そこで、混乱を防止するため、フィルム時代の 35mm(フィルムの 1枚横幅が ほぼ35mmだったから)というサイズをもとにした数値が登場します。
そう、写真を始めると、必ずといってよいほど「35mm換算」という言葉に ぶちあたるのです。^^;
最初、何それ?
わけわから~~ん! 状態でした
( ←じまんにならん!^^;)
📷 今も 物理や数学のような 数式を用いて説明せよ! とか言われたら、他の方に お願いすることにします。(笑)
📷でも・・・少なくとも、自分で使っている 大小3台、そして、友人はじめ、自分の買い換えを検討する時も、センサーサイズによって、同じレンズの焦点距離が変わることはわかってきたので、「35mm換算」を、めんどくさくないように、表にまとめておくことにしました。私は手書きの小さな表を、ノートの裏表紙に貼り付けてあります(^^;)
📷 ここで ごっちゃにしがちなのは、大きなごつい一眼レフカメラにも フルサイズ、APS-C センサーサイズのカメラ・・ぱっと見ではわからない違いがある。
最近主流になりつつある、ミラーレスカメラ(が 何なのかは 別記事にしますね)は、少し大きさが小さいから センサーサイズも小さいか・・というと、ひとくくりにはできず、
ミラーレスカメラにも「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」・・のように センサーサイズの違う種類が 複数ある、ということ。
📷ですから、ご自分のカメラ(これから購入する場合も)のセンサーサイズを知り、レンズをつけた時、何㎜相当の 焦点距離で撮影できるのか? を よくわかった上で、レンズも考える・・ことが 大切だと思います。
センサーサイズの違いによる 35mm換算の一覧表
(およそ この数字、、と覚えておくと便利です)
35mm フルサイズ | 焦点距離 ✕ 1(レンズの焦点距離そのまま) |
APS-C |
焦点距離 ✕ 1.5 倍 |
APS-C (Canon) | 焦点距離 ✕ 1.6 倍 |
マイクロフォーサーズ(3/4)型 | 焦点距離✕2倍 |
1インチ | 焦点距離✕ 2.7倍 |
1: 1.7 型 | 焦点距離✕ 3.9倍 |
1 : 2.3 型 | 焦点距離✕5.6倍 |
1:3型 | 焦点距離 ✕ 7.2倍 |
※小数点第二位は四捨五入 します。 大体 この数値、、ということで大丈夫!
📷 ご自分の持っている カメラの機種、スマホの機種が どのセンサーサイズか? は、 検索するか、メーカーのサイトで 確認できます。
フルサイズセンサーとAPS-C (Canon)センサー写真の比較
📷 たとえば・・・私が使っている 焦点距離 100mmのレンズを、6D という、フルサイズセンサーを積んだカメラにつけて撮る時、焦点距離は フルサイズ=レンズに表記されている焦点距離と同じ = この組み合わせだと 100mm の焦点距離 となります。
📷 ↑ この写真は、フルサイズセンサーのカメラ、 Canon 6Dに 焦点距離 100mmのレンズをつけて撮影した 我が家の小花。
ちょっと変わった石の花器は、宮城県角田市に工房を構える 彫刻家の友人、山中 環(やまなか たまき)氏の、 宮城県丸森町のみで産出される 伊達冠石(だてかんせき)を使った作品、一輪挿しです。
↑ 一方、同じレンズ(100mm)を、センサーサイズが フルサイズより小さい、APS-Cの、Canon 80Dにつけて、同じ位置から、同じ姿勢で 同じ被写体を撮ってみた写真がこちら。 先ほどのフルサイズセンサーに比べると、花が かなりクローズアップされているように見えませんか? その代わり、石の花器が写っていませんね。
📷↑ 同じ条件で、もう一枚。 センサーサイズ APS-C の Canon 80Dで、先ほど 写らなかった「花器」の方を狙うと・・・花器は フルサイズセンサー 6Dで撮った時より 大きく写っています。花の方をよーく見ると・・・フルサイズで撮った時には 写っていた 上に長く伸びている ラベンダーの茎、花が 途中でちょん切れています。^^;
📷 比較するため、同じレンズ100mmのレンズを、被写体ーここでは 石の花器に入れた小花までの距離も揃え(花器を置いた台の中心から、約140㎝手前で撮影)、撮影姿勢も同じ。
つまりカメラ本体のセンサーサイズの違い、それ以外の条件は すべて同じに揃えて撮りました。
📷 同じ焦点距離100mm のレンズを、 80D=APS-C サイズのセンサーを積んだカメラにつけると・・・Canonの場合は 表の上から 3段目(キャノンは 他メーカーより 少しAPS-C センサーサイズが違い、✕ 1.6倍した 焦点距離になります。
よって、100✕ 1. 6 = 160mm。同じ 100mm 焦点距離のレンズをつけても、本体のセンサーサイズが違うと、上下の写真を見比べていただくとわかるように、これくらい焦点距離が違ってしまうのです。
まとめ
📷 カメラのセンサーサイズ、 今回、私が普段使っている デジタル一眼レフ2台、 片方は フルサイズセンサー、もう片方は APS-C センサーを積んだカメラ。
同じ位置から 同じ被写体を 同じレンズで狙っても、写り方には これだけの違いがあります。
📷 フルサイズカメラ、値段の高いカメラだから、良い写真が撮れる・・・わけではなく、APS-C センサーサイズのカメラは、焦点距離が フルサイズより伸びる(Canon の場合 1.6倍、他メーカーのカメラでも 1.5倍)わけです。
焦点距離のことだけ 考えると、フルサイズより 5割、6割増しで 「望遠レンズ(遠いところのものを 近くに引き寄せて大きく撮れる)」として使いたい時は 有利になります。
📷 逆に、同じ条件でも、「広角レンズ(文字通り 広範囲を写したい時)」をAPS-C サイズのカメラにつけると、フルサイズのカメラより 写る範囲は狭くなります。(↑の例で、小花の途中から先が ちょん切れてしまっているように)
📷 このように、センサーサイズが「大きい」ことだけが 良いカメラの条件ではありませんよね。 (ここでは、画質は 画素数は? というような 他の条件は わきに置くことにします)
それぞれの「違い」を知り、レンズとの組み合わせで 焦点距離を変えられる= つまり複数台持っているなら 「使い分け」をすることも可能なわけです。
📷 どれか ひとつなら、ご自分のカメラのセンサーサイズを知り、どのレンズをつけると、どのくらいの焦点距離で撮れるのか? それを理解すると、自分が撮りたい被写体、それに必要な焦点距離、そのためのレンズ選びをどうする? ということが 数珠繋ぎのように わかってくると思います。
📷 センサーサイズによって、同じレンズをつけても焦点距離が変わる。 これは、 覚えておいた方がいいですよね。
📷 写したとき、ありゃ? 画面から被写体がはみ出ている! 逆に ありゃ? 被写体が 自分が思っているより、ずっと小さく写ってしまっている! こんなはずじゃなかった! という事態にならないため、やはり 基本を「知ること」 そして、その上で「使えるようになること」が大切ですね。
📷 センサーサイズの大きさは 比べるとどのくらい違う? などは、他のサイトで、きれいな図にして 説明してくださっている方が たくさんおられますので、今回、私は 「覚えておくと便利」な 表だけ まとめてみました。
💛 最後まで ごらんいただき、どうもありがとうございました。
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