ヴァイオリン(弦楽器)・歴史の巻っ!
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弦楽器の起源って?
♪ こんにちは、どらみです。
♪ ご縁をいただき、ごく短時間でしたが、弦楽器(🎻 violin)の 歴史、その音楽の魅力について
お話する機会がありました。
♪ とても短い時間内で 古い歴史をもつ弦楽器→ヴァイオリン属(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)に至る過程を 伝えきれず、
話した内容 + 話せなかった内容は、こちらのblogを 参考にしていただくことにしました。
♪ 紀元前、文明の始まりとともに、最初は楽器というより、声や 何かを叩いて音が出た、
何か中空のもの(植物の葦アシ など筒状のもの、動物の骨や角、海辺の貝がら)に 息を吹き込んでみたら ひゅっ! というような音が出た。
♪ 打楽器と管楽器は おそらく何か「合図」のために 比較的早く使われていた可能性が高いようですが、
弦楽器は それらより遅く、何かの意図をもって作られ、使用され始めたといわれています。
♪ 偶然、何かにひっかかったり 絡んだりしていた 植物のつるなどを、指で触れて はじいてみたら、 ペン! というような音が出た。
♪ 紀元前、大昔、まだ文字や言葉の記録がなく、偶然見つかった 考古学的な「遺物」や 壁画などから推測するのみ、が多い時代ですが、
人の声のほかに、ごく原始的な 管、弦、打楽器が すでに存在していたのは事実のようですね。
最初は 弦をはじくモノ
♪ 弦楽器の起源について、かなり明確に記録が残っているのは 古代ギリシア時代から(500B.C.頃以降)。
♪それ以前にも、エジプトやメソポタミアで、ハープのような楽器、笛や打楽器、壁画が残っていますが、古代ギリシアほど、正確な記録はありません。
♪ 古代ギリシアでは、当初、音楽は 楽しみではなく「音=力の存在」でした。
魔術医や呪術医 は 何かしら楽器を持っていて、出てくる音には「不思議な力」が宿り、
悪いものを退散させたり、しあわせにするものを呼び寄せると 信じられていました。
♪ 古代ギリシア音楽は とても広範囲な内容を含む、教育的なもので、
「教養(リベラル・アーツ)」のひとつでもありました。
♪
人として何かに縛られず、自由な思考や生き方をするための、総合的人間力を養う「自由7科」のこと
具体的には、
文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽 。それに加えて身体を健全に保つ「体育」(マラソンやオリンピックも ギリシア起源)も重視されていました。
♪ 数学者としても有名な「ピタゴラス」が ピタゴラス音律と呼ばれる 4つの音列×数種類を
理論に基づいて使ったり、
弦を用い、弦の長さを 1:1,2:3・・・など 整数比になるように
調整すると、のちに「純正律」とよばれる、非常に美しい響きが得られることを発見したり、
♪ 音楽は数学や物理学などとも結びつけられていきました。
(現在使われている 十二平均律とピタゴラスが発見した純正律 はどう違うのか? は、こちらも参考にしてみてください)
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♪ さて、弦楽器に話を戻すと・・・
ギリシア人は、日常生活の中に すでに「音楽がある、音楽を大切にする」 人々だったのですが、
弦楽器に関しては、エジプトなどと同様、現在の「ハープ」のように
弓状や ↓ の絵のような いわゆる「竪琴 たてごと」、U字型の枠に 丈夫な糸や
弦(最初は おそらく植物繊維→ 羊腸(ガット)を こより状に細くしたもの→後に金属も使われるようになる)を はじいて音を出す 楽器のみでした。
手指ではじいて音を出す弦楽器を =「撥弦楽器 はつげん がっき」といいます。
最初は 弦1本のみ。
次第に太さや長さの異なる弦を張って楽器を使うようになりました。
♪ 長さが異なると 違うピッチの音が出せ、同じ長さでも、太さ(断面)が細いと高い音、太いと低い音が出る、ということも、経験しながら知り、楽器作りに反映させていたようです。
♪ ↓の図は、ギリシアのキタラ(Kithara・Cithara) =竪琴(ハープ)の 代表的な形のひとつ。
抱えて 弦をつま弾きながら音を出し、弾き歌いなどもされていたようです。
(現在も アイリッシュハープなど 腕に抱えて演奏する小型ハープ、使われていますね。
そのご先祖さまです)
弓で擦る(こする)楽器 登場!
♪ 神様に祈ったり、呪文の代わりに音を出したりするばかりだけでなく、
古代ギリシアでは 円形の野外劇場も作られ、音楽と詩歌、舞踏などを組み合わせた
楽劇(オペラの基になる)なども すでに行われていました。
♪ 前述の キタラ(竪琴)のような弦楽器は 太陽神アポロンの楽器=理性的な詩の伴奏に、
シンプルな管楽器である、アウロスとよばれる縦笛は、感情的、官能的な音楽を奏でる楽器として、
人々が集まり行動する時に使われたといいます。多神教の古代ギリシアでは どの神様に捧げる
詩や音楽は どの楽器を使う、ということも 決めごとがあったようですね。
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♪ さて・・・ハープのように「はじく楽器=撥弦楽器(はつげん がっき)」に対して、
「弓」で 擦って音を出す楽器は、東方(アジア)にルーツがありました。
♪ 「弓」(英語では bow ボウ)を使う楽器を「擦る楽器=擦弦楽器 さつげん がっき」といいます。
♪ 弓を最初に使ったのは、インド人や ペルシャ人など アジア系の民族。
理由は、彼らが早くから 「馬」を家畜として飼い、馬に乗って移動するなど、
馬が身近にいたから・・・。
♪ 馬の尻尾の毛が、弓の毛に最も適していることを、彼らは数千年前に発見していたのです。
♪ ↓ この図の楽器は、ペルシアの「ケマンジェ」と呼ばれるもの。
中が中空な竹の筒や、
簡単に板で箱を作り、羊の皮を貼った 四角い太鼓のようなものに、
弦(これも馬の毛)を張り、弓は動かさず、細長い楽器の方を動かし、高い音、低い音は、
弦を指で押さえて出していたといいます。
♪ モンゴルの「馬頭琴 ばとうきん」も同じ「擦弦楽器」演奏の方法も同じですね。
発明は 2000年前頃と言われていますが、
はっきりした記録や 古い楽器が残っているのは 8世紀頃から。
♪ 弓のカタチを見ていただくと、現在、🎻の仲間で使用しているものと違いますね。↓ 私の🎻と弓
♪ いわゆる狩猟や戦に使う「🏹弓矢」の「弓」の形状をしています。 現在の弓のように 一見真っすぐ、上部 1/3 くらいに「反り」がある形になったのは、だいぶ後のことになります。
少しずつ変遷して 今の形が🎻の仲間には最適、とわかったのですね。
♪ だいぶ 時代が下りますが ↓ の図は 15世紀頃、ゲルマン民族が演奏していた「擦弦楽器」のひとつ、トルムシャイト という楽器。
♪ かなり大型の細長い箱は 共鳴箱。弓で弾くと トランペットに似た、遠くまで聴こえる音が出たといいます。 教会で数世紀にわたり、トランペットの代用に使われていたこともあったそうで、
「尼僧トランペット」という別称もあるそうです。
馬・羊・牛・動物たち
♪ 前述したように、弦楽器が生まれ、弓で擦る楽器=「擦弦楽器」が発達してきた背景には、
東の国々、アジアの騎馬民族、ともに暮らしていた 家畜としての 馬、羊、牛などの存在が
切り離せない存在でした。
♪ インドやペルシア、アラビア・・・古くから馬や羊、牛たちが身近にいたことが、
生活の中の音楽 → 歌う、何かを叩いてリズムを取る打楽器、メロディや 歌の伴奏をする
弦楽器の発展に 大いに役立ったのでした。
♪ 数千年前に発見された、「馬のしっぽの毛は 擦弦楽器の 弓の毛に最適である」
という事実は、今日でも 基本的に変わっていません。
♪ 🐑羊は、衣類等に羊毛を使うだけでなく、肉は食用に、皮はなめして、楽器の胴体に(三味線のような感じ)、そして弦楽器では、(ソーセージの皮にするだけじゃなく 笑)、
羊腸をきれいにして、こより状に細くひねり、乾燥させて 丈夫、かつしなやかさもある「弦」(ガット弦)として
大活躍するようになりました。
♪ 宗教的な理由で、インドなど「牛」は聖なる動物、食用にはしない・・・国、民族もありますが、
牛は意外なところで 弦楽器とも深いつながりがあります。
「膠 にかわ」 という言葉を 聴いたことあるでしょうか?
♪ 弦楽器(🎻の仲間たち)が発展していく中、牛の食用にならない部分を「接着剤」=ニカワ として使えることがわかったのです。
♪ 牛皮(他の用途に使った余りなど)や骨、腱などをきれいにして 小さく刻み、
ぐつぐつ煮込んだ後、ごみなどを取り除き、乾燥させた いわば「固形ゼラチン」です。
♪ 食用にするゼラチンとは違い、不純物も多いけれど、一度乾燥させたものを 鍋で熱すると溶けるニカワ。
このニカワが古くから 異なる木材を接着する弦楽器用の「糊=接着剤」として使われてきました。
♪ 後述しますが、🎻は 表板(table といいます)には、音質を左右する、しなやかさも併せ持つ
モミなどの針葉樹🌲(柾目の通った 節などのない部分)を、
「マチ」にあたる 横板と共鳴箱の中で生じた音=空気の振動を外へ跳ね返す「裏板 back」 には、
硬い材質の よく乾燥した「楓材 メイプル」が使われます。
♪
指で押さえて さまざまな音程(ピッチ)を作り出す黒い部分→指板(しばん Fingerboard) は
さら に硬い「黒檀 こくたん」を使います。
♪ このように 湿度、気温によって 収縮率の異なる材料を接着するのは、
現在 最先端の強力接着剤ではなく、 あらかじめ 異素材同士が 湿度等の変化で
「剥がれることもある」を想定し、楽器を修復すること前提に
この科学技術の発達した 現在でも 「にかわ」が 熟練職人さんの手で使われているのです。
🎻仲間の弦楽器は「要修理 前提」 で作られています。
♪ 以前、小学校で「弦楽器の音色」 というお題の出張授業 依頼をいただいた時、
弦は羊腸(に、現在はアルミニウム等の極細金属を巻いてある線、羊腸の代わりにsyntehtik fiber 合成繊維を芯に極細金属線の巻き弦、弓には 馬のしっぽの毛・・・などと話したところ、
全員から いただいた感想文の中に、「🎻 って、馬や羊など 動物も犠牲に(犠牲じゃないんだけど^^;) して 作られているんですね」 などという 笑える文章を書いてくれた子もいました。
♪ 犠牲、とはいわずとも、 動物たちの恩恵にあずかっていることは 確実ですね。感謝です。
↓ 近くの小学校で 2年連続(二男 転校して在校生になったばかりの頃)、音楽室で
「弦楽器の音色」という授業をした時にいただいた、生徒さんたち全員の感想文、
学校の広報誌でも、ちょっぴり紹介してくださいました。(楽器🎻は 今使用している もう一代前のもの)
良質な樹木
♪ 古代の弦楽器から さまざまな形へと変遷を遂げてきた
弦楽器。
♪ ある国では琴(中国などから日本へ)、琵琶も西方から シルクロード経由で日本へ伝わりました。
♪ アフリカ、アジア・・・いずれの国、民族にも 固有の楽器が さまざまに作られ、
今も使われているものがたくさんあります。
♪ 🎻violinの仲間(ヴィオラ、チェロ、コントラバス)などは、皆さん ご存じのように
イタリア(北部のクレモナ、ミラノ、少し南下して ヴェネツィア、ナポリ)などで、
16世紀(1500年代)に急速発展し、半ばには ほぼ 現在の形のものが完成。
♪ 他の楽器(管、打、鍵盤楽器)に比べ、あっという間に「カンペキな楽器 →よい音を出す 物理的な裏付けもある形状、工芸品としての美しさも兼ね備えている)」が できてしまったのです。
♪ いつ、誰が、というのは はっきりしなくても、イタリア、クレモナで ニコラ・アマティ(1596 -88歳で逝去)製作の非常によい楽器が残っている由。
♪ 彼が その後に続く、
ストラディヴァリ一族(1600年代半ば~1737年 一番有名な アントニオ・ストラディヴァリ)
や、 グァルネリ一族(一番有名なのは グァルネリ・デル・ジュス)の先駆者、師匠だったというのが
現在の定説になっています。
♪ ストラディヴァリ、グァルネリたちが作った 17世紀後半から18世紀前半の
🎻ヴァイオリン属の楽器は、
非常に上質で、現代の科学技術をもってしても、その美音のナゾが解明できないほど良いものが集中して作られました。
♪ イタリアだけでなく、ドイツの ミッテンヴァルド(中央の森、という雰囲気?)、フランスでは
ミルクールという街が、ストラディヴァリ達の後、1800-1900年代、非常によい楽器、楽弓の製作で
有名です。
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♪ 上の画像(暗くて見づらく ごめんなさい)は ヨーロッパの大きな楓🍁(メイプル)の樹木。
前述したとおり、🎻族の 横板(マチの部分)と 裏板に使われる 硬い材質の木材を
適温、敵湿で 長時間かけて乾燥させ 製作に使います。
♪ ↓の画像は 表板になる モミなどの針葉樹(スプルース)。 こちらも柾目がまっすぐで
長時間ゆっくり乾燥させた 上質な木材を使います。🎄
♪ 楽器作りで有名になった場所は、もれなく近くで 良質な木材が豊富に入手できるところ。
動物たちの恩恵も大きいですが、何より 本体と弓の棹(スティックと呼ばれる)に使う
木材は、職人さんたちが 厳選したものを、優れた技術で製作に使い、初めて
素晴らしい楽器が生まれるのです。🎻
いろいろな弦楽器のカタチ
♪ ものすごく 駆け足で 弦楽器の誕生から、17~18世紀半ばまでのヴァイオリン属🎻 の楽器が生まれた経緯を ざっくり書きました。
♪ イタリア、クレモナを中心とする ヨーロッパの町で、現代の名工たちが 未だに超えられないほど 良質で美しい音を出す 🎻ヴァイオリン属 以前の 弦楽器は、 モンゴルの馬頭琴や、中国の 二胡のような 細長い形のものを 座って弓で擦りながら 音を出すスタイルのもの。
♪ 中国伝来で日本人に合うように 改良を重ねてきた 「箏」。
♪ 弓を使わない「撥弦楽器」 が ギターや、和楽器の琵琶や三味線のように発展したり。
♪ 左下の古い写真は、留学中に アフリカの(旧)スーダンから 3人の学生さんが 学校に数週間だけ来た時、彼らが持参した民族楽器・・・(似合わない^^; 黄色のトレーナーを着ている私が挑戦している)
「弦楽器だから セツコ弾いてごらんよ」、、と 手渡された、アフリカの民族楽器・・これは
リュートの仲間と思います。背中側が まーるく大きく膨らんでおり、抱えるのも 結構大変。
弦の数も多いし・・・
♪ 木製のリコーダーのような笛、右側で パンフルート(葦笛)のような
長さの違う管をつなぎあわせた管楽器を吹いているのは、南米 ボリヴィアの友人。
これは 彼らの隣国、ペルーと同様、アンデスの音楽を奏でる パンフルートです。
♪ ↑ 図 の ラートライアーというのは、ドイツ発祥の大きな弦楽器で、
弓は使わず、ハンドルを回すと弦が鳴るしくみを装着し、あまりに大きいため、ひとりが楽器を支え、もう一人が ハンドルを回しながら 指で弦を押さえて いろいろな高さの音を出す、、というサイズのものもあったそうです。
♪ ↓の 5つの楽器は 🎻、チェロ、コントラバスに近づいてきた時代のもの。
左は ヴィオラ・ダ・ブラッツィオ(腕で奏でるヴィオール→ヴァイオリンへ)、
大型の2,3、5 枚目は チェロ、コントラバスになる ヴィオラ・ダ・ガンバ(脚のヴィオール、の意)
♪ 今は 使われず 消えてしまった楽器もありますが、ヴァイオリン属の ご先祖だけでも
いろいろありますよね。🎻
ヴァイオリン属(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)完成!
♪ 今、私が 使っている 🎻 violin は 2008年秋に製作依頼して、2009年初めに完成した
” Kirie キリエ” と名付けてもらった 楽器です。
♪ 製作年は新しいけれど、使われている木材は 非常に古いので 出来立てから 少し弾き込むと
短期間で 佳い音が出るようになりました。
♪ 表板が 370年以上経っている、フィレンツェ(イタリア)郊外、老朽化で解体された 古い教会の床を支えていた 梁(はり)→ 古くて よく乾燥し楽器作りに適した モミの木材の由。
♪神父様の手で うず高く積み上げられ、焚火のように燃やされる直前に 製作者が出会ったという 伝説のモミ材の梁、60本。
♪「あなたは 神に導かれて ここへ来た! 持っておいきなさい・・」 と譲り受け、
船で神戸へ運び、長野県、八ヶ岳山麓の高原で 楽器製作、メンテナンスをしてくれていた製作者殿。
私の大切なメンターでもあった方。
♪ 横板と裏板は、製作依頼した際、彼がストックしていた木材の中から、これが一番よいと思う、
と選んでくれた、旧ユーゴスラヴィア産の楓🍁材。その時点で 80年は経っているから
乾燥状態もよい、と使っていただきました。
♪ 製作者殿は残念ながら お病気で2016年に逝去されましたが、
この楽器の中に こめられた彼の魂を、音に乗せて、弾き続けてきました。
♪ 長期療養病棟、障がいのある方たちの施設、
高齢者のホーム、認知症の方たちのホーム、児童養護施設、幼稚園、小学校、高校・・・
外務省主催、東京在住の 大使夫人、高官夫人たちの茶会(2010年)にも この楽器を使い
その後も 各種介護福祉、医療関連の場や、学校、大震災や がん患者さんたちのための チャリティコンサート、子ども食堂のチャリティコンサート・・・数百回の本番演奏を 小さな場で 続けてきました。
♪ 教会の梁材でチェロを製作中の 故楽器製作者と私。
♪ ↓ 私の楽器の 手前側から、、と、 先日 皆さんに お見せした、弓の毛が「馬のしっぽの毛」
であることが わかる・・笑
まとめ
♪ 世界の各地域には、それぞれの地、民族が 作り上げてきた楽器、音楽が数えきれないほど 存在します。 現存していないものもありますが、 人が生きていく上で、
音楽、音を奏でること、歌うこと・・・が いかに 大切な役割を果たしてきたか? には
疑う余地はなく、
それは 楽器の種類が増え、形状や素材が変わったり、音楽のジャンル、方向性が多岐にわたる現在も 根本は変わっていないと思います。
♪ 音楽は 古代ギリシア初期には、儀式的(神とつながる方法)だったり、
呪術や 魔法のような力を 人びとのために 使う手段でしたが、
♪ 人々の生活が 少しずつ安定するに従い、音楽は 心の豊かさを生む楽しいもの、
という認識も現れました。
♪ 人は 歌をうたい、楽器で音楽を奏で、喜び、悲しさや 寂しさをも表現しながら
癒される、自分たちが共感できる音楽とともに 生きてきたのだと思います。
♪ その根本は 古代ギリシアの時代から 数千年の時を経ても あまり変わっていない・・・
そう感じるのは 私だけでしょうか?
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♪ 音楽のある人生、生活は 心を豊かにしてくれます。 お腹(胃袋)は 満たさないけれど、
好きな音楽は 心を満たしてくれます。 歌でも 楽器でも、聴くだけでも・・・
ジャンルにも こだわらず・・・ご自分の好きな音楽を 好きなように 楽しんでいただけたら
音楽に関わる ひとりの人間として、私自身も とてもしあわせに思います。
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♪ 最後まで 長文を 読んでくださり どうもありがとうございました。
また 違う切り口で 音楽の話も続けたいと思っています。 感謝。
SEE YOU SOON ! どらみ 💗
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