音楽豆知識 オケピって何? の巻っ!
Contents
オペラやバレエ公演 観たことありますか!?
(ビゼー作曲 オペラ「カルメン」の音源と 楽譜)
♪ こんにちは。どらみです。
♪ 大分前、#エクスマ創始者、ニックネーム スコット #藤村正宏先生 の FBライブで、オペラの話も出て・・・
お話もありました。
なぜか、Mozart ばかりで、「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「フィガロの結婚」
♪ どれも有名で、オーストリア出身の モーツァルトは 本来ドイツ語が母国語だけど、
内容も シリアスなものじゃなく、多少 ドタバタ、茶番も入っているものが多めです。
♪ 専門用語では、18世紀、主にイタリアで、
マジメというかシリアスなものを Opera Seria (オペラ セリア シリアスなオペラという意味)、 対して、ロッシーニやモーツァルト作品の中でも、
ユーモア交じり、くすっと笑えるオペラを Opera Buffa (オペラ ブッファ)といいます。
♪ ロッシーニの代表的なオペラ「セヴィリアの理髪師」(序曲だけでも楽しい有名な曲なので おすすめです) に登場する若者 フィガロが、
W.A.モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」で 主役になるという、面白い話の流れもあるんですよ。
♪ ロマン派の時代以降、一般庶民の生活などを題材にした ヴェリズモ(イタリア語 verismo 現実的、真実の意)文学などの影響もあり、一般庶民の生活や 実際にあった事件などを題材にしたオペラも作られるように・・・各国で 呼び名は違うものの、宮廷や貴族より 現実的なストーリーに基づいた
「音楽+演劇」=オペラ Opera , Musical Drama (楽劇) の作品がヨーロッパ諸国で次々と作られるようになりました。
オーケストラが「黒子」になる~
♪ 会場によって、大きさ、深さ、、まちまちですが、
→ ニホンゴは カタカナ語を さらに短くするのが好きで、「オケピ」 と言ったりしますよね。
(三谷幸喜さんの オケピ! って作品もありましたよね)
♪ オペラにおいては、ソロの歌い手さんたちが 一番の主役。(演技もするし、レチタティーヴォといって、歌というより 話すように・・という部分も多々あります)
♪ そう、オペラで、オーケストラは、歌い手さんたちに、気持ちよく歌ってもらえるように、
「歌に合わせて伴奏する」のが仕事、完全に「黒子」なんです。
華やかな舞台の足元で・・・
♪ さて・・・音大オケ、自分が国内外で鑑賞した劇場のオペラ・・
は、写真より もっと 広くて余裕があったんですが(^^;)
ここは狭くて 深くて・・・かなり大変でした(笑)
譜面台に取り付ける 小さな灯だけが 楽譜を見るための唯一の光源。
歌い手さんの ホントにごくわずかなタイミングの違いなどに 対応していく必要があります。
(↑ プッチーニ、トゥーランドット第3幕冒頭。この後すぐ、有名なアリア「誰も寝てはならぬ」がテノール主役歌手により、高らかに歌われます。)
♪ 暗いオケピに 朝のリハーサルから、夜の本番まで
食事とお手洗い以外 こもっていると、外のお天気が 晴れなのか 雨なのかも よくわからないくら い・・・。
( ↑ オケピから 左上に ステージを見上げると・・・ここのオケピは深くて狭い^^;)
本当に こもりっぱなし、弾きっぱなしで・・・
歌だけ(話すように歌う レチタティーヴォが続く時など、わずかな隙間時間に
狭くて観客席から見えない位置だと、ちょっぴり地下で口にしていたことも(笑)
♪ドライアイになるので、目薬も 必須!
オペラ公演を終えると、翌日は 手が 楽器を握る形に かたまりかけていて、腕も筋肉痛・・・(笑)
↑ 翌日は 手が平に開かないくらい^^; 右手指も弓を持ち続け
親指の頭が くぼんだりしている)
まとめ
かなーり重労働なんですよ・・・ という豆知識でした^^
♪ 普通のオーケストラコンサートに比べ、歌い手さん、合唱団、衣装・・・人数も多くなるオペラやバレエ公演は、チケット代がお高くなりがちですが、
♪ 国内オーケストラ、各音大や、市民オペラなど、探すと リーズナブルな価格のものも見つかるかもしれません。
♪ もしオペラを見るチャンスがあったら、オケピはどこかな? 探してみてください。開演前、時間の余裕があると、少し近づいて のぞきこめるかも・・(笑)
♪ ビゼーの「カルメン」(舞台はスペインですが、ビゼーはフランスの作曲家。このオペラ、原語上演はフランス語です)などは、序曲だけでも ストーリーの流れがわかるくらい 要素満載!
(↑ オペラやバレエなど「黒子オーケストラ団員」は 地下の「迫り(せり)」から 茶室の
にじり口のような狭い出入口を、譜面等などの電線をひっかけないように 注意して ひとりずつ歩きます)
♪ ロマン派以降のオペラは、カルメンも含め、ストーリーは どちらかというとハチャメチャで(ごめんなさい、でも真実に近い、と思います^^;) 最後は悲劇、というのが多いのですが・・・
♪ 序曲だけじゃなく、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のように「間奏曲」が有名なオペラもあれば、
「アイーダ」の 凱旋行進曲のように(の試合でおなじみのメロディ)カッコイイ オーケストラ演奏もあります。
(↑ マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」総譜(スコア)と音源、右 レオン・カヴァレッロ作曲「道化師」 総譜と音源)
♪ 華やかな衣装の 歌い手さんだけじゃなく、黒子のオーケストラも、ちょっと 気にしていただけると うれしいでーす!
♪ 最後まで ご覧いただき、 どうもありがとうございました。 See you! どらみ💗
こちらの記事も おすすめです! Related Posts