数の語源 知ってる?の巻っ!
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数の語源がわかると いいことあるの?
🎵 こんにちは、どらみです! 今日は語学の話。
長年 英会話講師仕事してきましたが、語彙(vocabulary) を増やす目的で、
よくetymology(語源学)も 使っていました。
🎵 数のことに限らないけど、英語って、ニホンゴ同様、さまざまな外国語を取り入れている言語なんですよね。
🎵 ニホンゴの「漢字の部首」みたいな感覚で、英語のprefix(接頭語)とか、suffix(接尾語)の語源を知っていると、あれ? もしかして、これこんな意味なんじゃないの? っていう、「語学カン」が働くようになるんですよ~!
🎵 漢字も 「一」とか「木」とか、超シンプルなものより、複雑なものの方が、
かえって部首がわかりやすかったりしませんか? これはさんずい、これはにんべん、これは竹かんむり・・などなど。
🎵 英語も同じで、少し長めの言葉(単語 word) の方が、etymology(言語学)の効果、
「語学カン」が活かせるんですよね。
🎵 そう、語源は vocabularyを増やす、語学カン(勘というより、センス?)
を磨くのに すごーく役立つんです。
いっぱいありますが、今日は音楽にも役立つ
「数」の語源 書き出してみますね! きっとご存じのもの、いくつもあると思います。^^
数の語源には 大きくわけて 2つの系統がある!
🎵 英語固有の one, two,three….. first, second, third…..
もちろん、普通は こちらを先に覚えますよね?
🎵 これから ご紹介する prefix(es), suffix(es)の多くは、ラテン語、またはギリシア語由来。
これら 2系統を ちらちら見ていくと、お~! 知ってるぞ! お~! そうなんだー!
結構 面白くて お役立ちです。^^
ラテン系~!
1.uni unicycle(ギリシア系を使ってmonocycle)とも。一輪車。
2.bi-, bis bicycle (車輪がふたつになって・・自転車)bilateral (両側の、双方の)
3. ter-, tri tricycle (車輪が3つになって・・三輪車)
4.quatri-, quadra quadruple meter(4拍子)、quartet(四重奏)ちょい語尾変化してますが。
5. quinqu, quint quintet (五重奏) など。これも語尾変化してますね。
6. sex sextet (六重奏)
7.sept septet (七重奏)、September (9月)ローマ暦は今と2か月ずれてます。
8.oct octopus (8本足のタコ)、octave (オクターブ 8音)、October(10月)
9.nona nonagon (九角形)
10. deca ギリシア語とほぼ同じ。decagon (十角形)、decathlete (十種競技選手)
100. cent centimeter(㎝)、centipede(百足ームカデ^^;) pod(ped)は足の意味。
1000. mille (milli) milligram(mg), など。お菓子の ミル・クレープは 千枚重ねのクレープ、が もともとの意味。
ギリシア系~!
1.mono monologue (モノローグ ひとり芝居。logue は言葉)、monotone (単調、モノトーン)
2.di- dis dilemma(ジレンマ。二者択一のジレンマ、板挟み)
3.tri (tre) tripod (三脚。pod は足。 3本脚で 三脚)
4.tetra tetrapod (テトラポッド→波消しブロックも。4足歩行する動物)
5.penta pentagon (五角形。USAの国防総省ペンタゴンは、建物が五角形に由来)
6.hexa hexagon (六角形)hexadecimal (コンピューターの十六進法)
7.hepta heptagon(七角形)
8.octa octacon (八角形)、octet (八重奏)、octave(オクターブ、8度音程)
9.ennea enneagram(エニアグラム。円周上の9つの点を結んだ図形)
10. deka, deca decade (10年間。~年代 10年ごとの)decagon(十角形)
まとめ 音楽ことばも!
1.solo (soli) イタリア語。 独奏、独唱。基本ひとり。
soliはイタリア語の複数形。独奏(唱)パートが 2つ以上ある時、あるパートだけが 特定の
旋律を奏でる(歌う)時に使うことば。
2.duo 二重奏、 二重唱。
3.trio 三重奏、三重唱。
4.quartet 四重奏、四重唱。
5.quintet 五重奏、五重唱。
6.sextet 六重奏、六重唱。
7.septet 七重奏、七重唱。
8.octet 八重奏、八重唱。
🎵 ↑ 住んでいる、横浜市 区役所お昼のコンサートに出演した時の写真。
相棒ピアニストとふたり、、だから これはduo ですね。^^🎻🎹
🎵 9人以上の奏者、歌い手さんが 一緒に演奏するときは、
あまり固有の数字を使わず、chamber music (室内楽)、chamber orchestra(室内オーケストラ)、
chamber choir (室内合唱) などのことばを使うことが多いです。
もちろん大規模(数十名~)なものは、皆さん、ご存じのように、
orchestra(オーケストラ)、choir (mixed 混声、children (児童)、female(女性)、male(男性))などを使うことが多いですね。
🎵 いかがでしょうか?
🎵 今回は数の語源だけ 紹介してみましたが、 ニホンゴで意味を反対にひっくりかえす接頭辞、非、不、未、無(ひふみな、ともいう)例:常識ー非常識、自然ー不自然、完成ー未完成、意識ー無意識
これらに相当する dis, con, un, im, in, non….. など 同じような働きをするprefixesも たくさんあります。
🎵 語源=etymology を 知ると、初めて出会った 外国語でも、意味がなんとなくわかる(類推する)・・こういうことが増えてきて、結果、語彙(vocabulary)も 増やすことができるという、
お得な学び方のひとつなんですよね。
🎵 おもしろい、、と思っていただけたら、SNSにも 部分的に投稿したりしますので、
ツイッター、facebook, など フォローしていただけると うれしいです。^^
それではまた! 動画や ブログで お目にかかりましょう!
最後まで ご覧いただき、どうもありがとうございました。 See you soon ! どらみ💗
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