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小児がん療養病棟 クリスマス演奏で教えられたことの巻っ!

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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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こんにちは、どらみです!
今日は、私の音楽家としての活動の中から、忘れられない経験を ひとつ紹介します。

(2020.1.21.  以前の音楽ブログから 記事を引っ越し、修正しました。)

医療現場で 音楽演奏を経験

 

🎵 もう何年も経ちましたが・・・以前、国立がんセンター(築地)の最上階にある レストランフロアで開催された、小児がん闘病中の患者さんたち、ご家族、医療者も一緒のクリスマス会イベントで演奏の機会をいただいたことがあります。この日のために 臨時編成した、室内オーケストラ一員としての参加でした。🎻✨🎄

 

🎵 この国立がんセンターの小児がん病棟には、ごく小さな幼児から、10代の比較的大きな子どもたちまで、数十人が入院、手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療など、全国から患者さん、ご家族も病院近くに住まいを借りてでも、命がけの治療、療養生活を送っています。地元病院では治療不可能と言われた病児たちも多いそうです。この国立がんセンターの最先端医療に命を託し、病院近くに親ごさんも住まいを移して治療を受ける・・・。

 

🎵 ここで治療を受けられたら、100% 良い結果が出る、という保証はありません。
けれど、地方の がん拠点病院でも 小児がんは患者数自体が少なく、治療法も 大人のがんと異なるものも多くて難しいと伺いました。
まさに命をかけて、すがる想いで ここに来ていらっしゃるご家族の心中は いかばかりでしょうか。
察して余りある 大変なことと思います。

 

 

音楽にこめられた 感謝の気持ち!

 

🎵 🎄イベントで、室内オーケストラを臨時に編成するので、🎻演奏してもらえないかな?  声をかけてくれたのは、古い親友のひとり、自分も管楽器を演奏する、心理学プロの友人でした。彼は、この病院にも 心理カウンセラーとして出入りしており、小児病棟では、患児よりも、ご家族、特に患児のお母さまたちの 心のケア、サポートをしているそうです。

 

🎵 彼は、いくつかのアマチュアのオーケストラに関わっており、 私はその中のひとつに旧団員だったので、久しぶりに声をかけてくれました。 3つのアマチュアオケから 十数名の管弦楽器、ピアノ奏者を選び、練習場所も、都区内や、神奈川の南部など、遠かったのですが、お引き受けすることにしました。

 

🎵 本番当日、国立がんセンターの中に、私は初めて入りました。病院自体は有名でも、ここにはお世話になったことがなく、師走の日曜日の寒い朝、練習を重ねてきた仲間たちと エレベーターで最上階へ。普段は 病院のレストランとして使われているスペースが会場です。 快晴で、広い窓からは、スカイツリーもくっきり! クリスマスの飾りを施され、椅子やテーブルの配置も いつもと違うのでしょう。スタッフ、ボランティアさんたちも 一所懸命に準備なさっておられました。

 

 

🎵 室内オーケストラの私たちも リハーサルを終え、いよいよイベント開始。
オープニングには、クリスマスの明るく楽しい曲を集めたメドレー。サンタ帽子をかぶったり、トナカイカチューシャをつけたり、何か いつもと違う「楽しさ」を 自分で考えて演出すること、という指令が出て、私も 会場いっぱいに ぷかぷか浮かんでいる カラフルな風船をふたつ、🎻のネック(首)もとに 結びつけました。ちょっと弾きにくいけど、風船がゆらゆら ふわふわして オモシロイ!^^

 

🎵 司会進行役の男性も、ゲストに呼ばれた キャサリンさん(日本語も堪能で、世界、日本国内の病児を励ます活動をしている 素敵な女性)、超イケメン!の 小児腫瘍科の主治医(男性)も、今日は白衣姿ではなく、カジュアルな装いです!

 

🎵 私たちの室内オーケストラは、どちらかというと、お食事のBGMだったり、他のイベントの合間の「つなぎ」時間に演奏する・・という脇役どころが多い日でした。

その分、休憩中に少し飲食もしながら、他の方たちを観察することができました。

 

 

小児がんを克服した女の子から お母さんへの最高のプレゼント!

 

 

🎵 がんを克服し、今は元気になって、先輩たちとバンドを組んでいる高校生の女の子。ミニスカートに白いブーツ、サンタの赤い衣装が とても良く似合っています。 聞けば、これまでに、手術を10回受けてきたという壮絶な治療歴を持つティーンエイジャー。 体つきは細いけれど、マイクを持って 生き生きと歌い、聴衆の視線を一心に集めていました。まさに 命がけの治療を乗り越えたヒロイン!

 

🎵 サプライズがありました! バンドで2曲演奏した後、彼女はマイクで・・「一日遅くなっちゃったけれど、実は、昨日が 私のお母さんの誕生日でした。 だから・・ここで 一日遅れの ハッピーバースディーを歌うね! お母さん、いつも心配かけてるけど、本当にありがとう!」 聴衆側の席にいたお母さんは、ほかのママ友と、懸命に 小さなビデオカメラで、娘さんのバンド演奏を録画していたのですが・・・。この娘さんの言葉を聞いたとたん、、立っていた椅子の上から あわや落ちてしまうのでは? というくらい 驚き 感激して、その場にしゃがみこみ、泣き崩れました。周りのママ友が 両脇から必死に彼女を支えて・・・

 

 

🎵 娘さんが 今、こうして生きていてくれること・・。

自分のために 🎂💖✨ハッピーバースディを歌ってくれるまで元気になったことが嬉しくて 嬉しくて・・言葉にもならなくて、あの涙になったのだと思います。 思わず もらい泣きしてしまいました。

 

音楽が 生きる力に!

 

 

🎵 今度は別の 元気な男の子が登場。中学1年生くらいかな? 少し小柄で、持っているギター🎸が ちょっと大きく見えます。^^;   マイクを持つと、会場中に響く声で、

 

「イェーイ! 今日は 朝一番の新幹線で 大阪から来たぜぇ~!」

 

「〇〇先生(小児腫瘍科 主治医)と これから 一緒に🎸ギターを弾くぜぇ~!」

 

「大阪からきたから、先生とは さっき 初めて2回 合わせ練習しただけど、がんばるぜ~!」

 

彼が何か ひとこと言うたび、会場の元気な子どもたち、親御さんからは 拍手喝采が起こります。

🎵 セーターとジーンズ姿のイケメン小児腫瘍科医師と男の子。
2回しか練習できなかったというけれど、二人は息を合わせて 🎸ギターを弾き、心があたたかくなる歌を 歌ってくれました。また ジワ―っと涙ぐみそうになります・・。

 

🎵 二人の演奏が終わると、会場中 再び大拍手! もちろん 私たちも!

 

「俺も ずいぶん長い間、ここに入院して 治療していたけど、今は こんなに 元気になったぜぇ~! みんなも がんばって 元気になるんだぜぇ~!!!!!」

 

「返事は〜!?」

「イェーイ!!!!!」

「もっと大きな声で〜!」


「イェーイ!!!!!」

 

 

 

🎵 おそらく 今日のうちに、新幹線で また大阪へ戻っていくのではないかな、、
彼のように 治療を乗り越え、病気を克服して元気な姿を見せてくれることが、今、厳しい状況で 病気とたたかっている病児たち、ご家族に どれほど勇気を与えたことでしょう!
病児のご家族は笑顔を作りながらも、どうか我が子も 彼のように元気になってほしい・・ そういう気持ちが 言葉を介さずとも 痛いほど伝わってくるのです。

 

🎵ビデオカメラやカメラ、スマホで 椅子の上に立ってでも 元気になった子どもたちの様子、自分たちのこどもたちの様子を撮影しているご家族。

治療中の病児たち、特に化学療法(抗がん剤治療)を受けて、点滴チューブをつけている子どもたちには、薬の副作用で 全く髪のない子が たくさんいます。

 

🎵ニット帽など被っている子もいますが、潔く スキンヘッド、という男の子も・・。抗がん剤の脱毛副作用は よく知られていますが、実際に 髪の毛だけでなく、眉毛もまつ毛も すべてない病児たちの姿を目の当りにして、「お願いだから 生きて! 神さま 生かしてあげてください!」 私は心の中で 叫んでいました。

 

🎵 他にも 私がショックを受けたのは、年齢的に 普通なら 一番体力のありそうな、中学生〜高校生くらいの男子でも、イベント途中で疲れた表情になり、点滴をつけたまま、車椅子で 自分の病室に戻っていく姿を 何人も見かけたことでした。

 

若い がん患者さんたちには、何としてでも 生きてほしい。元気になってほしい!

 

まとめ

🎵 国立がんセンター 小児病棟、クリスマス会での 室内オーケストラ演奏の経験は、病名違えども 大きな病気をした私に、新たなことを たくさん教えてくれました。

🎵 命がけで 小児がんという病と たたかっている子どもたち。
懸命に今を生きている姿、元気になってほしいという、ご家族の祈りに似た 必死な想い。
元気にしてあげたい、、という 医療スタッフ、院内学級の先生方。

 

🎵 患児、ご家族を外から 内から支える、私の友人はじめ、ボランティアの皆さん、地方から出てきたご家族に 住まいや 食事などの支援をしている皆さん。

 

🎵 ご自分のお子さんが この国立がんセンターに入院、治療を受けても 残念ながら助からなかった・・・
そういう親御さんも当然のことながら おられます。 が・・・同じ気持ちを知っているがゆえに、ご自分のお子さんが 天の上にいても、今 治療中で 生きるために がんばっている病児たち、ご家族を助けたい、支えたい・・そういう方も多いと伺いました。 

 

 

🎵 この病院には「こすもす会」という、病児の親ごさんたちの会ができていて、地方から出てきた際の住まいのこと、東京での生活、命がけの治療を受けている 我が子への想い、院内学級での勉強のこと。ご家族の心身の疲れ、不安。 ぱっと見ではみえない心の中のことまで、「お互いさまだから・・」と 長年にわたり励まし、助け合う活動をしているそうです。

 

🎵 誰も 好んで病気になるわけではありません。
ましてや、命にかかわる病気なぞ、誰が望むでしょうか・・・。

🎵 さまざまな 言葉にできない辛い思い、不安を抱えている時・・・

一曲の 音楽が ガチガチに固まった心を ゆるりと とかしてくれることがあります。

 

 

🎵 音楽が 生きる希望になる可能性を秘めている・・・ そんな瞬間を この病棟イベント演奏の中で、何度も見せていただきました。 心臓に持病をもつ私も、音楽に何度も救われています。
年齢を重ね、時々 演奏活動、正直 しんどいな・・と思うことも増えてきました。

けれど、 身近にいる誰かに ささやかな幸せを届ける活動も 何らかの形で 小さく続けられたらいいな、とも思っています。 命を大切に・・・心、健やかに、そう祈っています。🍀

🎵 最後まで ご覧いただき、どうもありがとうございました。💕







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ようこそ!「どらみあん」の庵主、どらみこと、柴垣節子です。 音楽×英会話のコラボ仕事を20年以上続けてきました。 新型コロナで世界が変わり・・ もう一度 自分を見つめ直した結果、 私の原点、音楽に大好きな花や自然、写真を掛け算して 動画作りなど、新しいチャレンジも始めました。 ♪ 41歳、突然の心筋梗塞であわや!の危機。 大病して以来、毎朝、命あることに感謝。 一日を大切に、心こめて全力で生きる!がモットーです。 年齢を重ね、いろいろ乗り越えて、人生経験値は かなり高くなりました。 老後という言葉も、不安も吹き飛ばして笑顔で生きたい。 年齢や持病をいいわけにせず、 音楽、花、写真など 私にできることで、 あなたの人生を豊かにするお手伝いいたします。^^
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